企業財務
読み:きぎょうざいむ
別名・表記:コーポレートファイナンス
事業に必要な資金を調達・運用し、資金提供者へ報酬を返しながら企業価値の最大化を目指す活動です。
仕事の例
担当者が新設備への投資と、その資金をどう用意するかを一緒に検討します。
使い分け:会計が主に過去と現在の活動を記録するのに対し、財務は将来の資金の動きを重視します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第1章 第1節 企業経営と企業財務
IR・財務戦略の演習へ →BF|100語の意味と使い分け
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読み:きぎょうざいむ
別名・表記:コーポレートファイナンス
事業に必要な資金を調達・運用し、資金提供者へ報酬を返しながら企業価値の最大化を目指す活動です。
担当者が新設備への投資と、その資金をどう用意するかを一緒に検討します。
使い分け:会計が主に過去と現在の活動を記録するのに対し、財務は将来の資金の動きを重視します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第1章 第1節 企業経営と企業財務
IR・財務戦略の演習へ →読み:とうしりろん
別名・表記:インベストメント
資金を運用する投資家の側から、資産の価格やリスクと期待利回りの関係を考える理論です。
余剰資金の運用先を比較する担当者が、期待利回りとリスクを一緒に確認します。
使い分け:資金を調達する企業の側から考える企業金融理論と表裏の関係にあります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第2節 ファイナンス理論の体系
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:きぎょうきんゆうりろん
別名・表記:コーポレート・ファイナンス
企業がどのように資金を調達・構成すれば企業価値を高められるかを考える理論です。
経営会議で借入と株式発行の組み合わせや配当方針を検討します。
使い分け:投資家が要求する利回りは、調達側から見れば資本コストになります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第2節 ファイナンス理論の体系
IR・財務戦略の演習へ →読み:きぎょうかち
継続して事業を行う場合、将来生むと予想するキャッシュフローを現在価値に換算したものです。
担当者が事業の将来収支を予測し、そのリスクに合う率で割り引いて評価します。
使い分け:原本には株主から見た価値や清算価値という使い方もあるため、誰に帰属する価値かを確認します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第17節 企業価値の算出
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:きんせんのじかんてきかち
別名・表記:時間価値
同じ金額でも、受け取る時点が違えば価値が異なるという考え方です。今ある資金は運用でき、将来の受け取りには不確実性もあります。
設備の購入案を比べる際、来年の入金を今の入金と同額のまま比較しないようにします。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第3節 金銭の時間的価値:現在価値
時間価値・現在価値の演習へ →読み:げんざいかち / 音声の読み:げんざいかち、ぴーぶい
別名・表記:PV
将来受け取る金銭を、現在の時点に換算した価値です。n年後の金額C、年割引率rなら、PV=C÷(1+r)のn乗です。
一年後に百十万円を受け取り、年割引率が一割なら、現在価値は百万円です。
使い分け:割引率は一割を〇・一のような小数にし、年数と率の期間をそろえます。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第3節 金銭の時間的価値:現在価値
時間価値・現在価値の演習へ →読み:わりびきりつ
将来のキャッシュフローを現在価値に換算するための率です。同程度のリスクを持つ投資機会の利回りを基に考えます。
同じ将来入金でも、不確実性が高い案件には高い割引率を使って比較します。
使い分け:同じ将来金額なら、割引率が高いほど現在価値は小さくなります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第3節 金銭の時間的価値:現在価値
時間価値・現在価値の演習へ →読み:でぃすかうんとふぁくたー
別名・表記:割引係数、ディスカウントファクター
将来の金額に掛けて現在価値を求める係数です。n年後なら、1÷(1+年割引率)のn乗になります。
担当者が各年度の入金額に、その年度に対応する割引係数を掛けます。
使い分け:割引率そのものではなく、割引率と期間から求める係数です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第3節 金銭の時間的価値:現在価値
時間価値・現在価値の演習へ →読み:とうしのきかいひよう
別名・表記:機会費用
ある投資を選ぶことで、同程度のリスクを持つ別の投資から得られたはずの利回りをあきらめることです。
設備投資に資金を使う際、ほかの同程度のリスクの運用で得られる利回りも考慮します。
使い分け:実際に支払う請求書の金額だけがコストではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第3節 金銭の時間的価値:現在価値
時間価値・現在価値の演習へ →読み:でぃーしーえふほう
別名・表記:割引キャッシュフロー法、DCF
資産が将来生むキャッシュフローを各時点から現在へ割り引き、合計して価値を求める方法です。
担当者が設備による年ごとの正味入金を予測し、それぞれの現在価値を合計します。
使い分け:単純な入金総額の合計とは異なり、受け取る時点とリスクを反映します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第4節 DCF法
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:えいきゅうねんきん
別名・表記:Perpetuity
一定額を毎期永久に受け取るキャッシュフローです。一期後からの受取額をCF、正の期割引率をrとすると、現在価値はCF÷rです。
毎年十万円を受け取る想定を年割引率五パーセントで評価すると、現在価値は二百万円です。
使い分け:成長していく受け取りは、割増永久年金として区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第4節 DCF法
時間価値・現在価値の演習へ →読み:わりましえいきゅうねんきん
別名・表記:成長永久年金
受取額が一定の割合で永久に増えるキャッシュフローです。一期後の受取額CF1、割引率r、成長率gなら、現在価値はCF1÷(r-g)です。
来年の入金を基準に、以後の成長率を織り込んで事業の価値を見積もります。
使い分け:割引率が成長率を上回る条件で用い、直近の入金と一期後の入金を取り違えないようにします。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第4節 DCF法
時間価値・現在価値の演習へ →読み:ねんきん
別名・表記:Annuity
一定額の受け取りが、決まった期間だけ続くキャッシュフローです。
契約により毎年同額を五年間受け取るため、各回の入金を割り引いて合計します。
使い分け:ここでの年金は資金の受け取り方の名称で、公的年金制度だけを意味しません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第4節 DCF法
時間価値・現在価値の演習へ →読み:えぬぴーぶい / 音声の読み:えぬぴーぶい、しょうみげんざいかち
別名・表記:正味現在価値
投資が生むキャッシュフローの現在価値から、初期投資額を引いた額です。投資が価値をどれだけ増やすかを金額で表します。
入金の現在価値が百二十万円、初期投資が百万円なら、NPVは二十万円です。
使い分け:利益率や回収年数ではなく、現在時点の金額です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第5節 投資評価のさまざまな方法
NPV・IRRの演習へ →読み:あいあーるあーる / 音声の読み:あいあーるあーる、ないぶしゅうえきりつ
別名・表記:内部収益率
その投資のNPVをゼロにする割引率です。同程度のリスクに応じた基準の利回りと比べて投資を評価します。
百万円を投じ、一年後だけに百十万円が戻るなら、IRRは一割です。
使い分け:資金の出入りが途中で反転する場合や規模の違う案件の比較では、NPVと判断がずれることがあります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第5節 投資評価のさまざまな方法
NPV・IRRの演習へ →読み:はーどるれーと
別名・表記:ハードルレート
投資判断で比較の基準とする、同程度のリスクに対応した利回りです。
担当者がIRRを計算する前に、その案件に求める基準利回りを定めます。
使い分け:IRRは案件のキャッシュフローから求め、ハードル・レートは比較の基準として設定します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第5節 投資評価のさまざまな方法
NPV・IRRの演習へ →読み:ぺいばっくほう
別名・表記:回収期間法
初期投資を何年間で回収するかを基準に、投資を評価する方法です。通常の方法では金銭の時間的価値や回収後の収支を考慮しません。
初期投資三百万円を毎年百万円ずつ回収するなら、回収期間は三年です。
使い分け:NPV法のように投資期間全体の現在価値を評価する方法とは異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第5節 投資評価のさまざまな方法
NPV・IRRの演習へ →読み:かっとおふきかん
初期投資を回収すべきだと設定する、判断上の期限です。
設備の導入案を、社内で決めた回収期限に収まるかという観点から確認します。
使い分け:案件のキャッシュフローから計算する実際の回収期間とは区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第5節 投資評価のさまざまな方法
NPV・IRRの演習へ →読み:りすくしさん
将来の利回りにばらつきがあり、確実には分からない資産です。
担当者が株式による運用を検討する際、利益が出る場合だけでなく損失の場合も想定します。
使い分け:利回りを確定的なものとして扱う無リスク資産とは異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第6節 分散投資の効果(1):ポートフォリオ理論
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:りたーん
別名・表記:利回り
投資した資金に対して得られる収益の割合です。期待する利回りと実際の利回りは区別します。
担当者が運用結果を確認し、投資前に期待した利回りと比較します。
使い分け:高い期待利回りが、実際の収益を保証するわけではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第2節 ファイナンス理論の体系
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:きたいりまわり
別名・表記:期待リターン
起こり得る各利回りに、その発生確率を掛けて合計した期待値です。
複数の景気の状態を想定し、それぞれの確率を重みとして運用の期待利回りを計算します。
使い分け:最もありそうな一つの利回りや、保証された利回りとは異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第6節 分散投資の効果(1):ポートフォリオ理論
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:とうしりすく
別名・表記:リスク
投資の将来利回りがどれだけ不確実かということです。原本では利回りの標準偏差や分散で表します。
期待利回りが同じ二つの運用案について、結果のばらつきも比べます。
使い分け:損失が出る場合だけでなく、予想を上回る場合も含むばらつきです。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第6節 分散投資の効果(1):ポートフォリオ理論
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:ひょうじゅんへんさ
利回りが期待値の周りでどれだけばらつくかを示す尺度です。分散の平方根で、利回りと同じ単位で表します。
担当者が期待利回りだけでなく標準偏差を見て、結果の振れ幅を比べます。
使い分け:分散は標準偏差を二乗した値です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第6節 分散投資の効果(1):ポートフォリオ理論
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:ぶんさん
各利回りと期待利回りとの差を二乗し、発生確率で重み付けして合計した値です。
起こり得る利回りが期待値からどれだけ離れるかを集計します。
使い分け:標準偏差とは単位が異なり、分散の単位は利回りの単位の二乗です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第6節 分散投資の効果(1):ポートフォリオ理論
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:ぽーとふぉりお
複数の資産を組み合わせて保有すること、またはその組み合わせです。
担当者が一つの投資先に集中させず、異なる資産を組み合わせて運用します。
使い分け:全体の期待利回りは構成比による加重平均ですが、リスクは単純な加重平均とは限りません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第6節 分散投資の効果(1):ポートフォリオ理論
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:ぶんさんとうし
資金を複数の資産に分けて投資することです。資産の値動きの関係を利用して、全体のリスクを抑えることを考えます。
担当者が値動きの異なる資産を組み合わせ、特定の投資先への依存を減らします。
使い分け:資産の数を増やしても、すべてのリスクが消えるわけではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第6節 分散投資の効果(1):ポートフォリオ理論
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:そうかんけいすう
二つの資産の利回りが、互いにどの程度関係して動くかを示す尺度です。マイナス一からプラス一までの値を取ります。
二つの運用先が同じ時期に同じ方向へ動きやすいかを調べます。
使い分け:相関係数が小さいほど、原本の二資産モデルではリスクを抑える効果が大きくなります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第6節 分散投資の効果(1):ポートフォリオ理論
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:あんしすてまてぃっくりすく
別名・表記:ユニーク・リスク、分散可能リスク
個別資産に固有の原因から生じ、分散投資によって低減できるリスクです。
特定の会社だけに起こる販売不振の影響を、投資先の分散によって抑えます。
使い分け:市場全体に関わるシステマティック・リスクとは区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第7節 分散投資の効果(2):効率的フロンティアと資本市場線
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:しすてまてぃっくりすく
別名・表記:マーケット・リスク、分散不能リスク
景気など市場全体に関わる原因から生じ、分散投資だけでは取り除けないリスクです。
幅広く投資していても、景気全体の悪化による影響は残ることを確認します。
使い分け:個別企業に固有のリスクとは異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第7節 分散投資の効果(2):効率的フロンティアと資本市場線
CAPM・βの演習へ →読み:こうりつてきふろんてぃあ
リスク資産の組み合わせのうち、同じリスクで最も高い期待利回りを得られる組み合わせをつないだ境界です。
担当者が同じリスク水準の候補を比べ、期待利回りの高い組み合わせを選びます。
使い分け:資本市場線は、さらに無リスク資産との組み合わせを考えた線です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第7節 分散投資の効果(2):効率的フロンティアと資本市場線
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:こうりつてきぽーとふぉりお
効率的フロンティア上にある資産の組み合わせです。許容するリスクに対して最大の期待利回りを持ちます。
担当者が組み合わせを変える際、同じリスクでもっと高い期待利回りの候補がないか確認します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第7節 分散投資の効果(2):効率的フロンティアと資本市場線
リスクとリターン・分散投資の演習へ →読み:むりすくしさん
モデル上、将来の利回りに不確実性がないものとして扱う資産です。原本では国債を例に用います。
分析担当者が、リスク資産との比較の基準となる利回りを設定します。
使い分け:ここでのモデル上の扱いは、実際の資産にあらゆる種類のリスクがないとの断定ではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第7節 分散投資の効果(2):効率的フロンティアと資本市場線
CAPM・βの演習へ →読み:まーけっとぽーとふぉりお
別名・表記:市場ポートフォリオ
原本のモデルで、無リスク資産から効率的フロンティアへ引いた接線の接点にある、リスク資産の組み合わせです。
担当者が市場全体に近い組み合わせを基準に、個別資産の感応度を調べます。
使い分け:市場全体のβは一として扱います。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第7節 分散投資の効果(2):効率的フロンティアと資本市場線
CAPM・βの演習へ →読み:しほんしじょうせん
別名・表記:CML
無リスク資産とマーケット・ポートフォリオを組み合わせたときの、リスクと期待利回りの関係を示す直線です。
担当者が両者の保有比率を変え、期待利回りと標準偏差の組み合わせを比べます。
使い分け:βを横軸とする証券市場線とは異なり、横軸は標準偏差です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第7節 分散投資の効果(2):効率的フロンティアと資本市場線
CAPM・βの演習へ →読み:きゃっぷえむ / 音声の読み:きゃっぷえむ、しほんしさんかかくもでる
別名・表記:資本資産価格モデル
個別資産の期待利回りを、無リスク利回りとβ、マーケット・リスク・プレミアムから求めるモデルです。期待利回り=無リスク利回り+β×市場のリスク・プレミアムです。
無リスク利回り二パーセント、βが一・五、市場の上乗せ利回り四パーセントなら、期待利回りは八パーセントです。
使い分け:期待値を推定するモデルであり、その利回りの実現を保証するものではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第8節 分散投資の効果(3):CAPM(資本資産価格モデル)
CAPM・βの演習へ →読み:べーた
別名・表記:ベータ
個別資産の利回りが市場全体の動きにどれだけ反応するかを示す感応度です。マーケット・ポートフォリオのβを一として表します。
担当者が市場の変動に対し、ある株式の利回りがどれほど動きやすいかを確認します。
使い分け:個別資産の全リスクを示す標準偏差とは異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第8節 分散投資の効果(3):CAPM(資本資産価格モデル)
CAPM・βの演習へ →読み:まーけっとりすくぷれみあむ
別名・表記:市場リスクプレミアム
市場ポートフォリオの期待利回りから、無リスク資産の利回りを引いた差です。
担当者が市場の期待利回りを、無リスクの基準からどれだけ高く置くか確認します。
使い分け:特定の会社の株主資本コストそのものではなく、CAPMの計算要素の一つです。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第8節 分散投資の効果(3):CAPM(資本資産価格モデル)
CAPM・βの演習へ →読み:しょうけんしじょうせん
別名・表記:SML
CAPMにおける、個別資産のβと期待利回りの関係を示す直線です。
担当者が各資産のβに対して、モデル上どの期待利回りになるかを図で確認します。
使い分け:標準偏差を横軸とする資本市場線と区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第3章 第8節 分散投資の効果(3):CAPM(資本資産価格モデル)
CAPM・βの演習へ →読み:ふさいによるしきんちょうたつ
別名・表記:デット・ファイナンス
借入金や社債など、返済や決済の義務を持つ負債で必要な資金を用意することです。
会社が設備を購入するため、返済条件を決めて金融機関から借り入れます。
使い分け:株主資本による調達とは、返済義務と資金提供者の立場が異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第9節 企業の資金調達手段
資金調達の演習へ →読み:かぶぬししほんによるしきんちょうたつ
別名・表記:エクイティ・ファイナンス
株式発行や利益の内部留保など、株主に帰属する資本で資金を用意することです。
会社が新しい株式を発行し、事業拡大に使う資金を集めます。
使い分け:原則として返済義務はありませんが、株主が期待する収益への対応は必要です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第9節 企業の資金調達手段
資金調達の演習へ →読み:ちょくせつきんゆう
企業が株式や社債などを発行し、市場の投資家から直接資金を調達する形です。
会社が社債を発行し、購入した投資家から資金を受け取ります。
使い分け:金融機関から借り入れる間接金融とは区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第9節 企業の資金調達手段
資金調達の演習へ →読み:かんせつきんゆう
金融機関を通じた借入などで資金を調達する形です。
会社が取引金融機関と返済条件を相談し、運転資金を借り入れます。
使い分け:投資家から証券の発行によって資金を集める直接金融とは異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第9節 企業の資金調達手段
資金調達の演習へ →読み:ふつうしゃさい
株式への転換権などを付けず、負債として資金を調達する社債です。
会社が利息と償還の条件を定め、社債で資金を集めます。
使い分け:転換社債は株式に切り替える権利を併せ持ちます。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第9節 企業の資金調達手段
資金調達の演習へ →読み:てんかんしゃさい
別名・表記:転換社債型新株予約権付社債
将来、償還を受ける代わりに一定数の株式を受け取ることを選べる権利を付けた社債です。
担当者が、負債の性格と将来株式になる可能性を併せ持つ調達方法を比較します。
使い分け:普通社債と異なり、株式への転換を選ぶ権利があります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第9節 企業の資金調達手段
資金調達の演習へ →読み:しんかぶよやくけんつきしゃさい
別名・表記:ワラント債
社債に、将来その企業の株式を一定の価格で購入できる権利を付したものです。
会社が株式を購入する権利と社債を組み合わせて資金を調達します。
使い分け:原本では、転換社債も広い意味の新株予約権付社債に含めて説明しています。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第9節 企業の資金調達手段
資金調達の演習へ →読み:あべいらびりてぃ
別名・表記:資金調達可能性
必要な資金を、必要なときに調達できる可能性です。
担当者が調達コストだけでなく、急に資金が必要になった場合の調達経路も確認します。
使い分け:金利が低い方法でも、必要な額を集められるとは限りません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第9節 企業の資金調達手段
資金調達の演習へ →読み:しほんこすと
負債と株主資本を提供した相手が要求する利回りを、企業の調達コストとして捉えたものです。
経営者が借入の利息に加え、株主が求める配当や値上がり益も考慮します。
使い分け:会計上の支払利息だけを指すものではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第10節 資本コスト
資本コスト・WACCの演習へ →読み:ふさいこすと
別名・表記:借入コスト
借入などによる調達に必要な利息や関連コストを、率として捉えたものです。
財務担当者が金利以外の負担も年利に換算して、調達方法を比べます。
使い分け:WACCでは支払利息による税の効果も反映して扱います。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第10節 資本コスト
資本コスト・WACCの演習へ →読み:かぶぬししほんこすと
別名・表記:株主期待利回り、株主要求利回り
株主が株式への投資に対して期待・要求する利回りを、企業の調達コストとして表したものです。
担当者がCAPMなどを使い、株主の求める利回りを推定します。
使い分け:配当額の割合だけではなく、株価の値上がりへの期待も含みます。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第11節 株主資本コストの推定
資本コスト・WACCの演習へ →読み:だぶりゅーえーしーしー / 音声の読み:だぶりゅーえーしーしー、かじゅうへいきんしほんこすと
別名・表記:加重平均資本コスト
負債コストと株主資本コストを、各調達額の比率で加重平均した率です。負債分には税の効果を反映し、株主資本の比率は時価を用います。
担当者が借入と株式の調達比率を確認し、両方の資金提供者に対応する基準利回りを計算します。
使い分け:帳簿の純資産額だけで構成比を決めるのではなく、原本のD・Eの定義をそろえます。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第10節 資本コスト
資本コスト・WACCの演習へ →読み:りすくふりーれーと
別名・表記:無リスク利回り
無リスク資産の利回りとして、期待利回りの推定の基準に置く率です。
担当者がCAPMに使う基準利回りを決め、ほかの率と対象期間をそろえます。
使い分け:市場のリスク・プレミアムとは異なり、リスクに対する上乗せ前の基準です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第11節 株主資本コストの推定
CAPM・βの演習へ →読み:きゃぴたるげいん
別名・表記:値上がり益、株式売却益
株式などの資産の価格が上昇することで得る利益です。原本では株主の期待利回りを考える要素として扱います。
保有する株式の価格上昇による利益と、配当による利益を分けて把握します。
使い分け:配当は企業から受け取る分配であり、価格の上昇による利益とは異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第11節 株主資本コストの推定
配当政策・株主還元の演習へ →読み:こうりつてきしじょうかせつ
情報が資産価格へ織り込まれるため、その情報を使うだけで市場を上回る利益を継続的に得ることは難しい、という仮説です。
担当者がニュースを見つけても、既に価格へ反映されている可能性を考えます。
使い分け:対象にする情報の範囲によって三つのフォームを区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第12節 市場の効率性
効率的市場仮説の演習へ →読み:うぃーくふぉーむ
過去の資産価格や収益率の情報が、価格に反映されているとする市場の効率性です。
過去の値動きだけで作った売買ルールが、継続して市場を上回るとは限らないと考えます。
使い分け:公開情報全般までを対象にするセミストロング・フォームとは範囲が異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第12節 市場の効率性
効率的市場仮説の演習へ →読み:せみすとろんぐふぉーむ
公表されている情報が価格に織り込まれているとする市場の効率性です。
決算発表を読んだ担当者が、ほかの投資家も同じ情報を把握していると考えます。
使い分け:非公開情報まで含めるストロング・フォームとは区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第12節 市場の効率性
効率的市場仮説の演習へ →読み:すとろんぐふぉーむ
非公開情報を含むあらゆる情報が、価格に反映されているとする強い形の市場効率性の仮説です。
担当者が市場効率性の理論を整理し、公表情報までを扱う場合との違いを確認します。
使い分け:仮説の説明であり、非公開情報による取引を勧めるものではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第12節 市場の効率性
効率的市場仮説の演習へ →読み:ぱっしぶうんよう
市場平均を上回ることを最初から狙うのではなく、市場並みの成果を目指す運用です。
運用担当者が市場全体に近い成果を目標とする方針を選びます。
使い分け:市場を上回る成果を目指すアクティブ運用と区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第12節 市場の効率性
効率的市場仮説の演習へ →読み:あくてぃぶうんよう
市場平均を上回る成果を目指して行う運用です。
担当者が投資対象を選び、市場全体より高い成果を目標に運用します。
使い分け:その目標が継続的に達成されることを保証する用語ではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第12節 市場の効率性
効率的市場仮説の演習へ →読み:しほんこうせい
企業の資金を負債と株主資本で、どの割合で構成するかということです。
経営会議で、事業に必要な資金を借入と出資でどう組み合わせるか検討します。
使い分け:特定の一件の調達方法だけでなく、企業全体の構成として考えます。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第13節 企業の最適資本構成(1):理論
資本構成・MM理論の演習へ →読み:えむえむめいだい
別名・表記:モジリアニ=ミラーの命題
税などが存在しない完全市場では、負債と株主資本の構成比は企業価値に影響しないとする命題です。
担当者が理論上の前提と現実の違いを分け、借入比率の効果を整理します。
使い分け:前提の異なる現実の企業に、無条件に当てはめるものではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第13節 企業の最適資本構成(1):理論
資本構成・MM理論の演習へ →読み:かんぜんしじょう
原本のMM命題では、情報が一様に無償で伝わり、参入・取引の制約や費用がなく、税もないなどの条件を置いた市場です。
担当者が資本構成の理論を学ぶ際、税や情報の差をいったん除いた状態を考えます。
使い分け:現実の市場の性質をそのまま表す名称ではなく、理論の前提です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第13節 企業の最適資本構成(1):理論
資本構成・MM理論の演習へ →読み:ふさいのせつぜいこうか
別名・表記:節税効果、タックスシールド
支払利息が費用として控除されることで税負担が減り、キャッシュフローが増える効果です。
担当者が借入による利息負担と、その税の効果を併せて確認します。
使い分け:負債を増やせばよいと一律に決まるわけではなく、倒産リスクなどとの関係も考えます。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第14節 企業の最適資本構成(2):実際
資本構成・MM理論の演習へ →読み:さいてきしほんこうせい
負債による税の効果と、負債増加に伴うリスクや調達コストなどを踏まえ、企業価値を最も高める資本の組み合わせです。
会社が借入比率を高めた場合の利点と追加負担を比較し、目標の構成を考えます。
使い分け:すべての企業に共通する固定の負債比率を意味しません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第14節 企業の最適資本構成(2):実際
資本構成・MM理論の演習へ →読み:はいとうせいさく
利益をどれだけ株主へ配当し、どれだけ企業内に残すかという方針です。
経営会議で、新規投資に使う資金と株主への配当の配分を検討します。
使い分け:配当が多いことだけで、株主にとって有利とは決まりません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第15節 配当政策
配当政策・株主還元の演習へ →読み:ないぶりゅうほ
配当として支払わず、企業の内部に残す利益です。原本では株主に帰属する部分として扱います。
会社が得た利益の一部を配当にせず、次の事業投資に回します。
使い分け:同額の現金がそのまま保管されているという意味ではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第4章 第15節 配当政策
配当政策・株主還元の演習へ →読み:えふしーえふ / 音声の読み:えふしーえふ、ふりーきゃっしゅふろー
別名・表記:フリー・キャッシュフロー
原本では、税引後のEBITに減価償却費を加え、投資と運転資本の増加額を引いた、資金提供者に理論上帰属するキャッシュフローです。
担当者が事業の稼ぐ額から設備投資や運転資金への追加負担を差し引き、価値評価に使う額を求めます。
使い分け:株主だけでなく債権者にも帰属する額なので、株主の持分とは区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第16節 フリー・キャッシュフロー
FCFの演習へ →読み:いーびっと / 音声の読み:いーびっと、しはらいきんりまえぜいびきまえりえき
別名・表記:支払金利前税引前利益
支払金利と税を控除する前の利益です。原本のFCFの定義では、営業利益に金利以外の恒常的な営業外損益を加えた額としています。
担当者がFCFを計算する前に、利益にどの営業外損益を含めるか確認します。
使い分け:営業利益と常に同額になると決め付けず、原本の定義をそろえます。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第16節 フリー・キャッシュフロー
FCFの演習へ →読み:わーきんぐきゃぴたる
別名・表記:WC、運転資本
日々の事業を回すために必要な資金です。原本のFCF計算では、現金等価物を除く流動資産から、有利子負債を除く流動負債を引いた額です。
売掛金や在庫に必要な額と、買掛金で猶予されている額を確認します。
使い分け:単純な流動資産と流動負債の差を用いる場合とは、除外する項目が異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第16節 フリー・キャッシュフロー
FCFの演習へ →読み:ぞうかうんてんしほん
別名・表記:ΔWC
ワーキング・キャピタルの前年度からの増加額です。増えた分だけ新たな資金が必要になるため、原本のFCF計算では差し引きます。
売上拡大で売掛金や在庫が増え、前年より運転資金が必要になった分を計算します。
使い分け:期末の運転資本の総額ではなく、前年度との差額です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第16節 フリー・キャッシュフロー
FCFの演習へ →読み:けいぞくかち
別名・表記:ゴーイングコンサーンバリュー
原本では、企業が事業を続ける前提の価値を表します。またDCFの予測期間後に続く期間の価値も、継続価値と呼びます。
担当者が企業を解散させる場合と、事業を続ける場合とを分けて評価します。
使い分け:原本の同じ語が二つの文脈で使われるため、予測期間後の価値を指すかを確認します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第17節 企業価値の算出
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:よそくきかんごのけいぞくかち
別名・表記:ターミナルバリュー
DCFで明示的に収支を予測した期間より後に、事業が生む価値です。その期間の境界時点で評価した後、現在へ割り引いて用います。
五年間を個別に予測し、その後も続く事業の価値を別に見積もって現在価値へ換算します。
使い分け:予測期間内のFCFと同じ時点に換算してから合計します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第17節 企業価値の算出
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:せいさんかち
企業を解散すると仮定し、資産の処分価値から実際の負債額を差し引いて求める価値です。
担当者が資産を売却した場合の金額を調べ、債務の返済後に残る額を確認します。
使い分け:事業を続けて得る将来収支に基づく継続価値とは異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第17節 企業価値の算出
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:かぶぬししほんかち
別名・表記:株主価値
企業の資金提供者全体の価値から、債権者に帰属する分を差し引いた株主の持分の価値です。
担当者がDCFで求めた全体の価値から純有利子負債を控除し、株主に帰属する額を見積もります。
使い分け:債権者と株主の双方に帰属する企業全体の価値とは区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第18節 株式評価モデル
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:てぃーいーぶい
別名・表記:企業の総資産価値
原本では、将来のFCFをWACCで割り引いて合計した、企業全体の価値です。
担当者がまず資金提供者全体の価値を求め、その後に株主の持分を計算します。
使い分け:貸借対照表に載る総資産の帳簿価額そのものではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第18節 株式評価モデル
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:じゅんゆうりしふさい
有利子負債から現金等価物を差し引いた負債額です。原本では企業全体の価値から株主の価値へ移る際に使います。
担当者が借入等の額と現金等価物を確認し、差引後の負債額を求めます。
使い分け:買掛金などを含む負債総額を、そのまま置き換えて使うことはできません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第18節 株式評価モデル
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:はいとうわりびきもでる
別名・表記:DDM
将来受け取る配当を、株主資本コストで割り引いて株式の価値を求めるモデルです。
担当者が将来の配当を予測し、株主の要求利回りを用いて現在価値を合計します。
使い分け:FCFの割引で使うWACCとは、割引率と対象の収支が異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第18節 株式評価モデル
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:りろんかぶか
将来の収支や配当などの前提を置いた評価モデルから求める、一株当たりの価値です。
担当者が株主資本価値を株式数で割り、市場の株価と比較するための基準を求めます。
使い分け:現実の市場価格や、将来必ず実現する株価と同じものではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第18節 株式評価モデル
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:ぴーいーあーる / 音声の読み:ぴーいーあーる、かぶかしゅうえきりつ
別名・表記:株価収益率
株価が一株当たり税引後利益の何倍かを表す指標です。株式時価総額を税引後利益で割った形でも表せます。
担当者が同じ利益の基準をそろえ、利益に対する市場評価の倍率を比べます。
使い分け:この利益による評価は、株主から見た価値を扱っている点に注意します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第5章 第17節 企業価値の算出
企業価値評価・DCFの演習へ →読み:いーぶいえー / 音声の読み:いーぶいえー、けいざいふかかち
別名・表記:経済付加価値
税引後営業利益から、期首の投下総資本にWACCを掛けた資本費用を差し引いた額です。原本では単年度の業績評価に用いる指標として説明します。
税引後営業利益が二十万円、期首投下資本が百万円、WACCが六パーセントなら、EVAは十四万円です。
使い分け:投資額をその年度に差し引くFCFとは、投資の扱いが異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第19節 EVA
EVA・業績評価の演習へ →読み:のーぱっと / 音声の読み:のーぱっと、ぜいびきごえいぎょうりえき
別名・表記:税引後営業利益
原本ではEBITに、法人税率を一から引いた率を掛けた額です。EVAの計算で、資本費用を差し引く前の利益として使います。
担当者が金利控除前の利益から税の影響を計算し、資本費用との比較に使います。
使い分け:支払利息を差し引いた後の当期純利益とは区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第19節 EVA
EVA・業績評価の演習へ →読み:とうかそうしほん
別名・表記:投下資本
原本のEVA計算では、過去の投資から減価償却分を控除し、運転資本などの累積増加分を加えた資本額です。
担当者が事業に使ってきた設備や運転資金の残高を確認します。
使い分け:当期のEVAでは、当期末ではなく期首の額を用います。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第19節 EVA
EVA・業績評価の演習へ →読み:でりばてぃぶ
別名・表記:金融派生商品
株式、債券、商品などの資産価格を基に価値が定まる金融商品です。原本ではオプションをその一種として取り上げます。
担当者が株式そのものと、その株式を基にした権利の取引を区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第2章 第2節 ファイナンス理論の体系
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:おぷしょん
資産を定められた時点や条件で、一定の価格で売買できる権利です。買い手にとっては権利であり、行使する義務ではありません。
担当者が権利を取得する費用と、必要なときだけ行使できる性質を確認します。
使い分け:権利を取得する際のプレミアムは、行使して得る利得とは分けます。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:こーるおぷしょん
別名・表記:コールオプション
対象資産を一定の行使価格で買う権利です。
対象の時価が行使価格より高い場合、権利を使って低い価格で買うことができます。
使い分け:資産を売る権利はプット・オプションです。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:ぷっとおぷしょん
別名・表記:プットオプション
対象資産を一定の行使価格で売る権利です。
対象の時価が行使価格より低い場合、権利を使って高い価格で売ることができます。
使い分け:資産を買う権利はコール・オプションです。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:こうしかかく
オプションの権利を使う際に、対象資産を売買する契約上の価格です。
担当者が市場での時価と契約の行使価格を比較し、権利を使う場合の利得を確認します。
使い分け:オプションを取得するために支払うプレミアムとは異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:こうしきげん
オプションを行使できる、契約で定められた期限です。
担当者が権利の行使が可能な時期を契約条件で確認します。
使い分け:行使する時期の自由度は、ヨーロピアン型とアメリカン型で異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:ぷれみあむ
別名・表記:オプション料
オプションの権利を得るために、買い手が売り手へ支払う対価です。
担当者が行使時の利得だけでなく、権利の取得に払った費用も確認します。
使い分け:ペイオフが正でも、プレミアムを含めた損益が正になるとは限りません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:よーろぴあんがた
あらかじめ決めた期限の時点に限って権利を行使できるオプションの型です。
契約の期限前に価格が変わっても、行使は定められた時点に行う条件を確認します。
使い分け:期限までの間に行使できるアメリカン型とは異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:あめりかんがた
期限までの間であれば権利を行使できるオプションの型です。
担当者が満期だけでなく、その前にも行使できる契約条件を確認します。
使い分け:地名は行使時期の違いを表す分類で、売買する場所を指定するものではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:ぺいおふ
別名・表記:利得
オプションの行使時に、資産価格と行使価格の関係から得られる利得です。原本の図では、行使しなければゼロとして示します。
担当者が市場価格と行使価格の差を確認し、権利を使った場合の利得を求めます。
使い分け:取得時に支払ったプレミアムを控除した最終損益とは区別します。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:ぼらてぃりてぃ
別名・表記:変動率
オプション対象資産の価格の変動の大きさを表すものです。原本ではオプション価格式に入力する要素の一つです。
担当者が同じ行使条件でも、対象価格の動きやすさの違いを確認します。
使い分け:価格の上昇方向や、将来の利益を保証する値ではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:ぶらっくしょーるずのおぷしょんかかくしき
別名・表記:ブラック・ショールズ式
一定の前提の下でオプションの価格を求める式です。対象資産価格、行使価格、満期までの時間、金利、変動率などを使います。
担当者が必要な入力条件をそろえ、オプションの理論価格を確認します。
使い分け:ここでは原本の概念説明にとどめ、式そのものは掲載していません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第20節 オプション理論の基礎
デリバティブ・オプションの演習へ →読み:ぽいずんぴる
別名・表記:ポイズンピル
原本では、新株予約権などを利用して敵対的買収者の議決権割合を下げ、買収を難しくする防衛策です。
担当者が買収防衛策の種類を整理し、株式の保有割合に働きかける仕組みを確認します。
使い分け:実施の適法性や妥当性を一律に認める説明ではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第21節 企業買収防衛策
M&A・企業再編・ファンドの演習へ →読み:くらうんじゅうぇる
別名・表記:クラウンジュウェル
買収者が望む資産や事業を売却し、買収意欲を弱めようとする防衛策です。
担当者が防衛策を比較し、重要事業を手放すことによる企業価値への影響も検討します。
使い分け:買収を防げるかだけでなく、残る会社の価値を損ねるおそれもあります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第21節 企業買収防衛策
M&A・企業再編・ファンドの演習へ →読み:ごーるでんぱらしゅーと
別名・表記:ゴールデンパラシュート
買収による解任・退任などの条件で経営者へ多額の退職金を支払う契約を設け、買収側の負担を増やす防衛策です。
担当者が経営者との契約に含まれる退任時の支払い条件を確認します。
使い分け:原本には買収を円滑にするための支払いを指す場合もあると説明されています。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第21節 企業買収防衛策
M&A・企業再編・ファンドの演習へ →読み:ほわいとないと
別名・表記:ホワイトナイト
敵対的な買収を避けるために、対象会社の経営陣との合意に基づいて友好的に買収や合併を行う会社です。
経営陣が別の友好的な会社と事業統合の可能性を協議します。
使い分け:防衛策の名称を説明するもので、特定の取引の推奨ではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第21節 企業買収防衛策
M&A・企業再編・ファンドの演習へ →読み:えむびーおー / 音声の読み:えむびーおー、まねじめんとばいあうと
別名・表記:マネジメント・バイ・アウト
経営陣が自社の株式を取得する買収です。原本では非公開化を通じた買収防衛の文脈で説明しています。
経営陣が自社株式の取得と非公開化の計画を検討します。
使い分け:人事管理で使う目標管理のMBOとは異なる用語です。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第21節 企業買収防衛策
M&A・企業再編・ファンドの演習へ →読み:とうしふぁんど
資金を集めて企業などへ投資し、経営への働きかけなどで価値を高め、売却や配当などで利益の獲得を目指す仕組みです。
担当者が資金の提供だけでなく、投資先の経営支援や回収方法も確認します。
使い分け:原本は複数の手法を説明しており、すべてのファンドが同じ行動を取るという意味ではありません。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第22節 投資ファンド
M&A・企業再編・ファンドの演習へ →読み:さいせいふぁんど
経営が悪化した企業へ資金や経営人材を投入して再建を図り、株式公開や売却などで回収を目指すファンドです。
投資先の製品構成や販路を見直し、事業の収益改善を支援します。
使い分け:資産の処分だけを主眼にする方法とは、価値を高める取り組みの中心が異なります。
参照:『グロービス MBAマネジメント・ブック[改訂3版]』第4部 ファイナンス 第6章 第22節 投資ファンド
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