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全体像・読み進め方を確認する
GMAP-CTの表やグラフで迷う方へ。割合と件数、増減率とポイント差、単純平均と加重平均を、独自例題と誤答の理由から整理します。
この記事を読む3ステップ
最初に全体像をつかみ、必要なところから読めます。
最初に見るのは数字ではなく、比較の条件
データ理解では、計算が合っていても分母や対象期間が違えば結論を誤ります。表題、単位、期間、対象者、注記を先に確認し、設問が件数・割合・増減のどれを求めているかを一言で置き換えます。
| 確認するもの | 典型的な取り違え | 読むときのメモ |
|---|---|---|
| 単位 | 千円と万円を同じ桁で比較 | 単位をそろえる |
| 分母 | 申込者と訪問者を混同 | 何人のうち何人か |
| 期間 | 単月と累計を比較 | 月・四半期・通期 |
| 対象 | 全体と既存顧客だけを比較 | 集計範囲を囲む |
表を1行ずつ読む
- 確認するもの
- 単位
- 典型的な取り違え
- 千円と万円を同じ桁で比較
- 読むときのメモ
- 単位をそろえる
- 確認するもの
- 分母
- 典型的な取り違え
- 申込者と訪問者を混同
- 読むときのメモ
- 何人のうち何人か
- 確認するもの
- 期間
- 典型的な取り違え
- 単月と累計を比較
- 読むときのメモ
- 月・四半期・通期
- 確認するもの
- 対象
- 典型的な取り違え
- 全体と既存顧客だけを比較
- 読むときのメモ
- 集計範囲を囲む
必要な値だけ計算し、全セルを埋めないことも大切です。大小関係だけを聞かれたときは概算を使い、近い数値の選択肢を判別するときに精算へ切り替えます。
この分野を全体の中でどう練習するかはGMAP-CT対策:6分野の学習順で確認できます。文章・条件・数値の区別をつけてから、本記事の具体例へ進んでください。
クロス集計の行・列・全体の百分率では、同じ60人が分母によって75%・50%・30%になる理由を確認できます。
独自例題:率は改善したのに、全体では低下?
ある研修の完了状況を、経験者と未経験者に分けて集計しました。各期の参加者は重複せず、完了の定義も同じです。表から確実に言えるものを選んでください。
| 層 | 前期:参加/完了 | 今期:参加/完了 |
|---|---|---|
| 経験者 | 80人/72人 | 20人/19人 |
| 未経験者 | 20人/8人 | 80人/40人 |
表を1行ずつ読む
- 層
- 経験者
- 前期:参加/完了
- 80人/72人
- 今期:参加/完了
- 20人/19人
- 層
- 未経験者
- 前期:参加/完了
- 20人/8人
- 今期:参加/完了
- 80人/40人
- A:両方の層で完了率が上がったので、全体の完了率も上がった
- B:全体の完了率は21ポイント下がった
- C:今期の全体の完了率は、95%と50%の単純平均で72.5%である
- D:経験者の完了人数は前期より増えた
解説:率を平均する前に、人数へ戻す
前期:参加者100人
経験者 80人 / 未経験者 20人
完了者:72人 + 8人
全体 80%
今期:参加者100人
経験者 20人 / 未経験者 80人
完了者:19人 + 40人
全体 59%
経験者:90% → 95% / 未経験者:40% → 50%
それでも全体は80% → 59%(21ポイント低下)。
棒の長さは参加者の構成比です。前半が経験者、後半が未経験者。率の低い層の人数が増えたため、単純平均では全体を求められません。
正解はBです。前期の全体は(72+8)÷(80+20)=80%。今期は(19+40)÷(20+80)=59%。差は59−80=−21ポイントです。一方、相対的な減少率は21÷80=26.25%で、21%減とは区別します。
Aは構成比の変化を無視しています。経験者は90%から95%、未経験者は40%から50%へ改善しても、完了率の低い層の比重が増えたため全体は下がります。Cの単純平均は人数が違うため使えません。Dは率と人数の混同で、経験者の完了人数は72人から19人へ減っています。
この表だけで研修の質が悪化したとは言えません。対象者の構成が変わっているからです。観測値の読み取りと、原因の推測を分ける練習にも使えます。
割合の差と変化率を図の動きで確かめたい方は、5ポイント増と25%増の違いを示す50秒の図解動画へ。音声なし・文字説明付きで、割合が上がっても人数が減る例も確認できます。視聴後は上の表に戻り、21ポイント低下と26.25%減で分母がどう違うか説明してみましょう。
グラフでは軸・系列・欠測を確認する
時間と距離の図を読む場合は、停止時間を含めた平均の速さで累積量と分母の範囲を確認できます。水平部分の意味も、縦軸が距離か速さかで変わります。
複数の系列が100から始まるグラフは、指数と1人当たりの増減を読む例題で練習できます。売上と人数をそれぞれ100にした図では、線の高さが実数の大小を表すわけではありません。
全体の率が変わった理由を施策の効果と解釈する前に、注文構成が仮説を弱める例題で、分母の内訳と因果的な説明を分けてみましょう。
折れ線の傾きだけで増減率を比較しないでください。縦軸が途中から始まる図、左右で単位が違う図、基準年を100とした指数の図では、見た目の差と実額の差が一致しません。空欄もゼロと決めつけず、未集計か対象外かを注記で確認します。
たとえば指数120と110だけでは、どちらの売上額が大きいかは分かりません。基準年の実額が必要です。何が不足していて断定できないのかまで書ければ、読み取りの理解が深まります。
復習は「何を分母にしたか」を残す
『検出された品のうち不良』と『不良のうち検出』は、同じ分子でも分母が違います。条件付き確率の2方向を比べる表で確認しましょう。
平均値が何を表すかで迷う場合は、平均20分・中央値11分の独自例題へ。平均の計算、中央の位置、欠測値の扱いを別々に点検できます。
二つの条件に当てはまる人数を整理する場合は、集合の重なりを四領域に分ける例題で、同じ人を二度数えていないか確かめてください。
間違えた計算式の横に、分子と分母の意味を日本語で書きます。数値の読み取りができたら、論証2の仮説検証へ進みましょう。文章の限定条件を落とす方は文章理解の読み方、計算に時間を使いすぎる方は60分の時間配分も確認してください。
公式情報とこの記事の位置づけ
試験の構成はグロービス公式の受験科目、運用上の確認事項は公式FAQを参照しています(確認日:2026年9月9日)。受験条件は勤務先からの案内を優先してください。
以下の例題・数値・学習手順は当サイトのオリジナルです。公式問題・過去問の転載や再現ではなく、実際の出題・難易度・合格を保証しません。当サイトはグロービスの公式サービスではありません。
この解き方を継続して練習するには
表の数値を読めても、比較対象や分母で迷うなら、次は異なる表で同じ手順を試します。CT問題集・参考書の選び方では、読む教材と未解答の演習を分けて選ぶ観点を整理しています。
平均の計算に入る前に、数字の尺度を確かめる
順序だけを表す評価では、数字を付けたことだけで等間隔が保証されません。順序尺度と平均の独自例では、同じ回答分布でも符号の付け方で平均の大小が変わる理由を図解しています。
手を動かして確認するための無料ツール・資料
計算の分母で迷う場合は、増減率・ポイント差・指数の無料計算ツールで基準を確認できます。計算後は、数値だけから言える範囲を本文に戻って考えましょう。
数値の読み取りで止まったときの戻り先
分母・単位・平均の意味を確認したいときはCTの数値に苦手意識がある人の学び直しへ。計算以外にも迷いがある場合は解けない原因を工程ごとに切り分ける方法を使います。
他の分野も含めて準備を決めるならGMAP-CTの総合対策へ戻りましょう。
図解とケースで、理解を一段深める
平均を単純に足して割れないのはなぜか。人数の異なる二集団と構成比の変化を、総量へ戻す図解と独自例題で説明します。 加重平均の解き方で具体的に確認できます。
売上表と利益率グラフを組み合わせる独自例。会社・期間・単位・分母をそろえ、資料をまたいで計算してよい条件を確認します。 複数の表・グラフを読み解くで具体的に確認できます。
回答者の8割と全顧客の8割は同じではありません。回答率と抽出方法を図解し、アンケート結果から言える範囲を独自例で整理します。 調査結果の読み方で具体的に確認できます。
表の空欄はゼロではありません。行・列の合計を条件式に置き換え、値が決まる空欄と、複数の候補が残る空欄を区別する独自例を図解します。 表の空欄を埋める推論で具体的に確認できます。
20%増の後に20%減しても元には戻りません。割合の基準を係数に直し、増減後の値から元の値を逆算する手順を独自の図解で確認します。 割合の逆算で具体的に確認できます。
次の一問で、説明できるかを確かめる
比較する年・単位・分母をそろえてから、別の図表で同じ手順を試します。
表の空欄を埋める練習で条件の違う例を確認し、正誤と根拠を分ける復習へつなぎます。読むだけで終わらせず、選んだ理由を一文で残してください。
利用中の方はCT教材一覧から対象分野を選べます。購入を検討中の方は公開見本と教材の内容・料金を確認できます。記事の学習は購入なしで続けられます。
軸と精度を読み落とさないための追加練習
二軸・省略軸・指数の違いでは、同じ高さの線が同じ数量ではない場合を図解します。概算・四捨五入では、表示された20%から人数が一つに決まらない例を扱います。いずれも、計算前に資料の条件を確かめる練習です。
迷いやすい条件を、別の例題で深める
構成比による全体と内訳の逆転。基礎の定義を確認した後は、条件を変えたときも同じ判断ができるか、独自例題と図解で確かめてください。
この先は、判断する操作に合わせて読む
定義を確認する記事と、条件を変えて判断する記事を分けています。必要な操作を選び、例題を解いてから解説・図解へ戻ってください。
関連する条件を、別のケースで確かめる
資料が累計なら、線の高さではなく区間の差分でその期間の実績を求めます。 累計グラフの独自例題で、図・解答・検算を確認できます。
このテーマを、図と独自ケースで深める
割合の差と変化率では、前提・具体例・判断できる範囲を順に確認できます。
度数分布の読み方では、前提・具体例・判断できる範囲を順に確認できます。
別の用語も調べる
GMAP用語辞典では、BF6科目・CTの思考と解法・受験用語を、定義と具体例から検索できます。似た言葉の違いを確認してから、この分野の演習へ戻りましょう。
割合の基準量と、二群の比は区別します。比が2:3から3:4へ変わる人数ケースでは、変わらない側をそろえて実数を求めます。
一つの値では隠れる関係を読む練習として、対応する五点の散布図と相関係数、中央値とひげの定義を区別する箱ひげ図、等間隔が等倍率になる対数目盛を用意しています。
よくある質問
割合はいつ単純平均できますか?
同じ定義で重複なく集計した各群の分母が等しければ、単純平均で全体割合を求められます。分母が異なる場合は、該当人数の合計を対象人数の合計で割るのが基本です。率がすべて同じなど、単純平均と偶然一致する場合もありますが、人数の重みを省略できる一般則ではありません。
この記事の考え方を3問で試す
関連テーマの手順教材(例題・確認・自力演習)へ進めます。CTパックの利用権を確認してご案内します。
関連する3問の内容・利用条件を見る6問・12分で、CTの6領域を体験する
6領域から各1問を解き、正誤・所要時間・解説を確認できます。6問では能力やランクを判定しません。30問・60分の通し模試はCTパックに含まれます。無料お試しは登録不要。希望する方は登録後に結果を保存できます。
有料模試の独自スコアは学習用の参考指標であり、本番の予測点・合否判定ではありません。無料6問では能力判定・推定スコア・ランクは表示しません。
▶ GMAP-CT 無料6問を試す(12分)※本サイトは独立した非公式の試験対策コンテンツであり、株式会社グロービス/GMAPの公式サービスとは関係ありません。試験の形式や出題範囲は実施回・実施企業により異なる場合があります。
