1問45秒。これが唯一の制約
160問を120分。1問に使えるのは平均45秒です。この数字を体に入れておくことが、時間配分のすべての出発点になります。
45秒は「設問を読む→4つの選択肢を読む→判断する」を全部含んだ時間です。実際には選択肢が長い問題も短い問題もあるので、短い問題を30秒で片付けて、長い問題に60秒を回すという配分になります。
| 科目 | 問題数の目安 | 時間 | 1問あたり |
|---|---|---|---|
| マーケティング | 30問 | 20分 | 40秒 |
| 経営戦略 | 30問 | 20分 | 40秒 |
| 人的資源管理 | 30問 | 20分 | 40秒 |
| 組織行動学 | 30問 | 20分 | 40秒 |
| 企業会計 | 20問 | 20分 | 60秒 |
| ファイナンス | 20問 | 20分 | 60秒 |
会計・ファイナンスは問題数が少ないぶん1問あたりの時間に余裕があります。計算に時間がかかる前提で設計されていると考えてください。
科目内は「3周」で進める
科目内では設問を行き来できます。これを使って、次の3周で進めるのが最も取りこぼしが少ないやり方です。
- 1周目(12分):即答できる問題だけ答える。迷ったら印を付けて飛ばす
- 2周目(5分):印を付けた問題に戻り、選択肢を絞って決める
- 3周目(3分):未解答をゼロにする。分からなければ勘でも埋める
この進め方の利点は、易しい問題を確実に拾えることです。前から順に解いていくと、序盤の難問で時間を溶かして終盤の易問に到達できません。
捨て問の見極め方
全問に本気で取り組むと必ず時間が足りません。捨てる判断を早くすることが得点を守ります。
飛ばすべき問題の見分け
- 選択肢を2回読んでも違いが分からない → 飛ばす
- 計算を始めて30秒経っても答えが見えない → 飛ばす
- まったく知らない用語が設問の主語になっている → 飛ばす
- 与件文が長く、読むだけで1分かかりそう → 後回し
4択なので、捨てても25%は当たります。1問に3分かけて正解するより、その3分で他の4問を確実に取るほうが得点は上がります。
計算問題に時間を使いすぎない
会計・ファイナンスの計算問題は、時間を溶かす最大の要因です。ただし4択である以上、厳密な数値を出す必要はほとんどありません。
概算で切る例
「固定費600万円、限界利益率40%のときの損益分岐点売上高」を求める問題なら、600÷0.4=1,500万円と一発で出ます。選択肢が1,200/1,500/2,000/2,400万円なら、桁と大小を見るだけで決まります。
選択肢の数値が大きく離れているときは、細かく計算せず概算で十分です。逆に選択肢が近い数値で並んでいる場合は、計算式そのものを間違えていないかを先に確認してください。
頻出の計算は計算問題の公式一覧にまとめています。
ケース問題(与件文つき)の時間管理
与件文が付いた問題は、読む時間が別途かかります。ここで崩れる人が多いので、方針を決めておいてください。
- 先に設問を読む:何を探せばいいかを決めてから与件文に入る
- 与件文は拾い読み:数字と固有名詞に印を付けながら1回だけ通す
- 戻って探さない:見つからなければ設問の常識判断で決める
与件文を丁寧に読み込むと、それだけで2〜3分が消えます。設問→与件文の順を徹底するだけで、体感の余裕がかなり変わります。
残り時間の見方
画面には残り時間が表示されます。これを問題番号と突き合わせる習慣を作ってください。
| 経過 | 30問科目での目安 | 20問科目での目安 |
|---|---|---|
| 残り15分 | 8問目まで | 5問目まで |
| 残り10分 | 16問目まで | 10問目まで |
| 残り5分 | 25問目まで | 17問目まで |
この表より遅れていたら、その時点で切る基準を厳しくします。遅れに気づくのが遅いほど、終盤のまとめて塗る問題が増えます。
よくある質問
見直す時間は取れますか?
科目内なら可能ですが、余裕はほとんどありません。1周目で即答したものを見直すより、飛ばした問題を埋めることを優先してください。
時間切れになったらどうなりますか?
その科目はそこで終了し、未解答は不正解として扱われます。残り時間が少なくなったら、考えるのをやめて埋めることを優先してください。
科目の途中で休憩はできますか?
科目間に短い間が入る運用が多いですが、科目の途中では止まりません。1科目20分は連続で集中する前提です。
本番と同じ時間で、解き切れるか試す
無料模試は本番と同じCBT形式・科目ごとのカウントダウンで受けられます。1問あたりの解答時間も記録されるので、ペースが足りているかが数字で分かります。
▶ 無料模試で時間感覚を測る※本サイトは独立した非公式の試験対策コンテンツであり、株式会社グロービス/GMAPの公式サービスとは関係ありません。試験の形式や出題範囲は実施回・実施企業により異なる場合があります。