GMAP-BFの計算問題|頻出公式一覧と解き方のコツ

会計・ファイナンスの計算は「時間の山場」。でも、出る公式は決まっています。意味とセットで覚えれば得点源に。

GMAP-BFで多くの人が点を落とすのが、企業会計・ファイナンスの計算問題です。各20問を20分(=1問1分)で解くため、時間が最も厳しい科目。しかし裏を返せば、頻出公式は決まっているので、反復すれば最も努力が報われる領域でもあります。

※試験全体の形式やスコアの見方は「GMAP-BFとは?」を、勉強の順番は「GMAP-BFの勉強法」を参照してください。

収益性の公式

指標公式意味・注意
ROE当期純利益 ÷ 自己資本 × 100株主目線の稼ぐ力。自社株買い・増配で自己資本が減ると上がる(頻出ひっかけ)
ROA当期純利益 ÷ 総資産 × 100資産全体の効率
売上高営業利益率営業利益 ÷ 売上高 × 100本業の儲け

デュポン分解:ROE = 売上高純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ。「ROEが高い理由は?」はこの3要素のどれが効いているかで答えます。

CVP分析(損益分岐点)

指標公式
限界利益売上高 − 変動費
限界利益率限界利益 ÷ 売上高
損益分岐点売上高固定費 ÷ 限界利益率

最頻出は損益分岐点売上高。固定費を限界利益率で「割る」のがポイント(掛けない)。例:固定費300万・限界利益率40% → 300 ÷ 0.4 = 750万円

投資評価・資本コスト(ファイナンス)

指標公式/基準注意
現在価値(PV)将来CF ÷ (1+r)ⁿ将来のお金を割り引く。向きを間違えない
NPVΣ現在価値 − 初期投資NPV>0で投資GO
IRRNPV=0となる割引率IRR>WACCで投資GO
回収期間法初期投資を回収する年数回収後のCFを無視するのが最大の欠点
WACCrD×(1−t)×D/(D+E) + rE×E/(D+E)負債コストのみ税効果(1−t)。株主資本コストには掛けない
CAPM(rE)Rf + β×(Rm−Rf)βが高いほど要求リターンも高い
配当割引モデル理論株価 = D₁ ÷ (r−g)分子は「利益」でなく「配当」(D₁=予想純利益×配当性向)

解き方の3つのコツ

  1. 公式は「意味」とセットで:WACCは「会社全体の調達コスト」。意味が分かれば、問題文のどの数字を拾うか見えます。
  2. 最後に「単位」を確認:%か、倍か、円か。計算は合っているのに単位で選択肢を間違えるのが一番もったいない。
  3. まず「ざっくり」計算:選択肢から「だいたいこの範囲」と目星をつけ、計算結果がズレたらミスに気づけます。

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