最終更新:2026/08/27
CT編で問われるのは「言えること」の切り分け
CT編(クリティカル・シンキング)は、与えられた情報から何が言えて、何が言えないかを判断する力を測ります。知識はほとんど要りません。
出題の中心は次の3つです。
- 文章の要約:長文の主張を正確に取り出す
- 論理推論:前提から導ける結論を選ぶ
- 数値判断:表やグラフから読み取れることを選ぶ
BF編との違いはCTとBFの違いにまとめています。
原則1:「ありそうなこと」を選ばない
最も多い失点がこれです。設問は「確実に言えることを選べ」と問うているのに、常識的にありそうな選択肢を選んでしまう。
典型的なひっかけ
「A社の売上が増加した」というデータだけがあるとき、次はいずれも言えません。
- 「A社の利益も増加した」(売上と利益は別)
- 「A社の市場シェアが上がった」(市場全体が伸びていれば下がることもある)
- 「A社の商品が優れていた」(要因は書かれていない)
与件に書かれていないことは、どれだけ自然に思えても「言えない」。この一点を徹底するだけで、正答率は明確に上がります。
原則2:グラフは軸と母数を先に見る
数値判断の問題では、グラフを読む順番を固定してください。
- 縦軸・横軸が何か(金額か、割合か、件数か)
- 単位(万円か、億円か、%か)
- 母数(何に対する割合か)
- そのうえで、設問が聞いていることを探す
割合と実数の取り違え
最頻出のひっかけです。「構成比が上がった」ことは「実数が増えた」ことを意味しません。全体が縮んでいれば、実数が減っていても構成比は上がります。
| 読み取れること | 読み取れないこと |
|---|---|
| 構成比が20%から30%に上がった | その項目の実数が増えた |
| 前年比110%だった | 他社より成長率が高い |
| A社がB社より高い | A社が業界1位である |
原則3:選択肢を「反証」で切る
正解を探すより、誤りを1つ見つけて切るほうが速くなります。
選択肢を読むとき、「これが誤りだとしたら、どこが誤りか」を探してください。1箇所でも与件と矛盾する部分があれば、その選択肢は切れます。
誤りが潜みやすい場所
- 断定の強さ:「すべて」「必ず」「最も」
- 因果の向き:AがBを引き起こした、という記述
- 比較の対象:何と比べているのかが与件にあるか
- 時制:過去の話を将来の予測にすり替えていないか
短期でできる対策
CT編の地力は数日で変わりません。しかし形式に慣れることによる取りこぼしの削減は短期でも可能です。
- 設問文を先に読む:何を探すかを決めてから本文に入る
- 「言えること」の基準を厳しくする練習:普段のニュースでも「これは書かれているか」を意識する
- 時間を計って解く:長文で時間を溶かす癖を発見する
BF編と両方受ける場合は、BF編を先に仕上げてください。短期間で点が動きやすく、投資対効果が高いためです。
よくある質問
CT編は何分ですか?
60分程度で実施されることが一般的です。実施企業により異なるため、受験案内を確認してください。
CT編に知識は要りますか?
ほとんど不要です。与件文の中だけで判断できるよう作られています。むしろ知識で補おうとすると、書かれていないことを足してしまい誤答につながります。
電卓は使えますか?
運用によります。数値判断は概算で足りることが多いので、使えない前提で練習しておくと安全です。
※本サイトは独立した非公式の試験対策コンテンツであり、株式会社グロービス/GMAPの公式サービスとは関係ありません。試験の形式や出題範囲は実施回・実施企業により異なる場合があります。