最終更新:2026/08/28
この用語集の使い方
GMAP-BFの4択は、似た用語を並べて混同を突いてきます。だから用語を単独で覚えても、選択肢が並ぶと決められません。
以下の一覧では、各用語に「混同しやすい相手」を併記しました。まずこの列を見て、区別がつかないものを見つけてください。そこが本番で落とすところです。
使い方:上から読むのではなく、混同しやすい相手の欄で手が止まったものだけを、詳しい解説記事で確認してください。
経営戦略
| 用語 | 意味 | 混同しやすい相手 |
|---|---|---|
| 3C分析 | 市場・競合・自社の3点で状況を捉える | Channel(3Cに含まれない) |
| SWOT分析 | 内部の強み弱み × 外部の機会脅威 | 内部と外部の取り違え |
| PEST分析 | 政治・経済・社会・技術のマクロ環境 | 競合の動き(PESTに含まれない) |
| ファイブフォース | 業界構造から収益性を判断する | 代替品と同業他社 |
| 3つの基本戦略 | コストリーダーシップ・差別化・集中 | 中途半端との違い |
| PPM | 市場成長率 × 相対シェアで事業を分類 | 花形と金のなる木 |
| バリューチェーン | 事業活動を主活動と支援活動に分解 | 人事・技術開発は支援活動 |
| VRIO | 価値・希少性・模倣困難性・組織 | 4つの順序 |
| 規模の経済 | 生産量の増加で単価が下がる | 範囲の経済・経験曲線効果 |
| 範囲の経済 | 複数事業で資源を共有して得をする | 規模の経済 |
| 経験曲線効果 | 累積生産量の増加で習熟が進む | 規模の経済 |
| アンゾフのマトリクス | 市場浸透・市場開発・製品開発・多角化 | 最もリスクが低いのは市場浸透 |
| 創発的戦略 | 偶然生まれた行動が事後的に戦略になる | 計画的戦略 |
詳しくはPPM、ファイブフォース、SWOT・3C・PEST、バリューチェーンとVRIO、規模と範囲の経済、3つの基本戦略、多角化とシナジー、M&Aと提携で扱っています。
マーケティング
| 用語 | 意味 | 混同しやすい相手 |
|---|---|---|
| STP | 細分化 → 標的設定 → 位置づけ | 3段階の順序 |
| 4P | Product・Price・Place・Promotion | 4Cとの対応関係 |
| 4C | 顧客価値・コスト・利便性・対話 | Convenience は Place に対応 |
| 7P | 4P+People・Process・Physical Evidence | サービス業で用いる |
| スキミング | 高価格で早期に開発費を回収する | ペネトレーション |
| ペネトレーション | 低価格で一気にシェアを取る | スキミング |
| キャプティブ価格 | 本体を安く、消耗品で稼ぐ | ロス・リーダー価格 |
| 製品ライフサイクル | 導入・成長・成熟・衰退で打ち手が変わる | 各期の目標 |
| ブランド・エクイティ | 認知・知覚品質・連想・ロイヤルティ | ロゴそのものではない |
| リポジショニング | 位置づけを作り直す | 必要になる状況の判断 |
| 物流・商流・情報流 | モノ・所有権・情報の3つの流れ | 3つの区別 |
| パブリシティ | 報道として取り上げられる | 広告(費用と統制の有無) |
| IMC | 全接点で一貫したメッセージを伝える | 個別施策の寄せ集めとの違い |
詳しくはSTP、4Pと4C、価格戦略、ブランド、チャネル戦略、プロモーションで扱っています。
人的資源管理
| 用語 | 意味 | 混同しやすい相手 |
|---|---|---|
| 職能資格制度 | 人の能力で等級を決める | 職務等級制度 |
| 職務等級制度 | 仕事の価値で等級を決める | 職能資格制度 |
| ジョブ型 | 仕事に人をつける | メンバーシップ型 |
| メンバーシップ型 | 人に仕事をつける | ジョブ型 |
| MBO | 本人が参加して目標を設定し、達成度で評価 | 上からの割り当てとの違い |
| コンピテンシー | 高業績者に共通する行動特性 | 保有能力 |
| OJT | 実際の仕事を通じた育成 | Off-JT・自己啓発 |
| 内部公平性 | 社内の処遇のつり合い | 外部競争力 |
| 外部競争力 | 他社水準と比べた魅力 | 内部公平性 |
| エンプロイアビリティ | 労働市場で通用する能力 | 社内でのみ通用する知識 |
| カフェテリア・プラン | 福利厚生を選択制にする | 一律支給との違い |
詳しくは職能資格と職務等級、MBO・コンピテンシー・OJTで扱っています。
組織行動学
| 用語 | 意味 | 混同しやすい相手 |
|---|---|---|
| 欲求段階説(マズロー) | 生理→安全→社会的→承認→自己実現 | 社会的と承認の順序 |
| 二要因理論(ハーズバーグ) | 動機づけ要因と衛生要因は別の軸 | 給与は衛生要因 |
| X理論・Y理論 | 人間観が管理のしかたを決める | どちらの前提か |
| 機能別組織 | 職能ごとに分ける。重複がなく効率的 | 事業部制 |
| 事業部制組織 | 事業単位で分ける。損益責任が明確 | 資源の取り合いが起きる |
| マトリクス組織 | 機能と事業の両軸で管理する | 指揮命令系統が二重になる |
| 集団の発展段階 | 形成 → 激動 → 規範形成 → 実現 | 4段階の順序 |
| 集団浅慮 | 同調圧力で批判的思考が失われる | 凝集性が高すぎる副作用 |
| レビンの変革プロセス | 解凍 → 移動 → 再凍結 | 3段階の順序 |
| シングルループ学習 | 既存の枠内で改善する | ダブルループ学習 |
| ダブルループ学習 | 前提そのものを疑い、修正する | シングルループ学習 |
| エンパワーメント | 権限を委譲し、自律的に動ける状態を作る | 放任との違い |
| パワーの源泉 | 強制力・報酬力・正当性・専門力・同一化 | 受け手の認識で決まる |
詳しくはモチベーション理論、リーダーシップ、組織構造、集団とチームで扱っています。
企業会計
| 用語 | 意味 | 混同しやすい相手 |
|---|---|---|
| 貸借対照表(B/S) | ある時点の財政状態 | 損益計算書(期間) |
| 損益計算書(P/L) | 一期間の経営成績 | 貸借対照表(時点) |
| キャッシュフロー計算書 | 現金の増減を3区分で示す | 利益と現金の違い |
| 営業利益 | 本業の儲け | 経常利益(営業外を含む) |
| 限界利益 | 売上 − 変動費 | 売上総利益(売上 − 売上原価) |
| 損益分岐点 | 固定費 ÷ 限界利益率 | 変動費率で割る誤り |
| ROE | 純利益 ÷ 自己資本 | ROA・ROIC |
| ROA | 利益 ÷ 総資産 | ROE・ROIC |
| ROIC | 税引後営業利益 ÷ 投下資本 | ROE・ROA |
| 流動比率 | 流動資産 ÷ 流動負債 | 当座比率(棚卸資産を除く) |
| 当座比率 | 当座資産 ÷ 流動負債 | 流動比率より厳しい基準 |
| オペレーティング・レバレッジ | 固定費比率が高いほど利益の振れが大きい | 財務レバレッジ |
| 利益剰余金 | 過去に稼いで社内に蓄積した利益 | 資本金(配当の原資にならない) |
詳しくは財務三表、損益分岐点、ROE・ROA・ROICで扱っています。
ファイナンス
| 用語 | 意味 | 混同しやすい相手 |
|---|---|---|
| 現在価値 | 将来のお金を今の価値に割り引いた額 | 将来価値 |
| NPV | 投資で増える金額 | IRR(利回り) |
| IRR | NPVがゼロになる割引率 | NPV(金額) |
| 回収期間法 | 投下資金の回収年数で判断する | 回収後のCFと時間価値を無視する |
| WACC | 負債と株主資本の加重平均調達コスト | 負債側だけ税率調整する |
| CAPM | 無リスク利子率 + β × リスクプレミアム | βの読み方 |
| β(ベータ) | 市場全体の動きに対する感応度 | 1.0が市場平均並み |
| システマティック・リスク | 市場全体の要因。分散で消せない | アンシステマティック・リスク |
| アンシステマティック・リスク | 企業固有の要因。分散で消せる | システマティック・リスク |
| フリー・キャッシュフロー | 自由に処分できる現金 | 減価償却費は足し戻す |
| MM理論 | 税金がない世界では資本構成は無関係 | 現実には節税効果がある |
| 継続価値 | 予測期間より先の価値をまとめて評価 | g が r を上回ると破綻する |
| 企業価値(EV) | 債権者と株主の双方に帰属する価値 | 株主価値(負債を引いた後) |
詳しくは現在価値・NPV・IRR、WACCとCAPM、リスクと分散投資、企業価値評価で扱っています。
覚え方:単独ではなく対で書き出す
この用語集を眺めるだけでは、4択で迷う状態は変わりません。「混同しやすい相手」の欄で手が止まったものを、自分で対比表として書き出してください。
読むと分かった気になりますが、書こうとすると曖昧な部分が浮かび上がります。そこが本番で落とすところです。
選択肢の作られ方の型は4択ひっかけパターンに、実際の出題イメージは例題・サンプル問題にまとめています。
よくある質問
すべての用語を覚える必要がありますか?
ここに挙げたものは頻出に絞っています。ただし優先順位はあり、まず「混同しやすい相手」がある用語から押さえてください。単独で問われるより、対で問われるほうが多いためです。
用語を覚えれば点が取れますか?
意味を覚えるだけでは足りません。似た用語との違いを説明できる状態にして初めて、4択で選べるようになります。
覚えたつもりを、6科目まとめて検証する
本番形式の無料模試は、まさにこうした混同しやすい用語を4択で問います。読んで分かったつもりの用語が、選択肢の中で見分けられるかを確かめてください。
▶ 無料模試で6科目を試す※本サイトは独立した非公式の試験対策コンテンツであり、株式会社グロービス/GMAPの公式サービスとは関係ありません。試験の形式や出題範囲は実施回・実施企業により異なる場合があります。