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GMAP-CTのグラフ読み取り|二軸・省略された目盛・指数を見分ける

線の高さや傾きだけで数値を比べていませんか。二軸グラフ、縦軸の始点、指数化を独自の図表で確認し、比較できる範囲を整理します。

判断基準 → 実行手順 → 次の一手最終更新 2026/09/21
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読み取りや判断の手順をひとつ整理し、例題で使ってみましょう。

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線の高さや傾きだけで数値を比べていませんか。二軸グラフ、縦軸の始点、指数化を独自の図表で確認し、比較できる範囲を整理します。

要点を指し示す女性講師

線を追う前に、軸・単位・基準を見る

グラフの見た目が似ていても、単位や目盛が違えば同じ高さは同じ量を意味しません。凡例で系列を確認し、それぞれが左右どちらの軸を使うか、何年の数字か、実数なのか指数なのかを確かめます。この順序は資料を読むための学習手順で、公式問題の再現ではありません。

基本の読み取りはデータ理解の対策、複数の資料を合わせる場合は複数資料の照合へ。この記事は一つの図の表示条件に焦点を当てます。

図解:二軸では、線の高さが同じでも数値は違う

同じ高さでも、左は百万円・右は%
売上/百万円利益率/%200100020100前年当年実線:売上100 → 120破線:利益率10% → 15%

独自の架空データ。売上20%増・利益率5ポイント上昇。軸の違う線同士の高さを大小比較しない。

架空企業の売上は前年100百万円・当年120百万円、営業利益率は前年10%・当年15%とします。左軸を0〜200百万円、右軸を0〜20%として重ねると、前年の点は同じ高さになります。しかし100百万円と10%は異なる指標で、大小を直接比較できません。

同じ資料から、三種類の変化を区別する

対象計算結論
売上の増加率(120−100)÷10020%増
営業利益率の差15%−10%5ポイント上昇
営業利益率の相対的な増加(15−10)÷1050%増
表を1行ずつ読む
  1. 対象
    売上の増加率
    計算
    (120−100)÷100
    結論
    20%増
  2. 対象
    営業利益率の差
    計算
    15%−10%
    結論
    5ポイント上昇
  3. 対象
    営業利益率の相対的な増加
    計算
    (15−10)÷10
    結論
    50%増

営業利益率の線が急だから、営業利益額も必ず同じ率で増えるとは限りません。この例では利益額は100×10%=10百万円から120×15%=18百万円へ増え、増加率は80%です。指標を指定せず「50%増」とだけ答えないでください。

計算に使った利益率が営業利益÷売上と定義され、両年が同じ期間・範囲であることが前提です。別の利益率の定義ならこの式を使えません。

縦軸の始点を省略すると、差が大きく見える

売上100から120への変化を0始点で描く場合と、90始点で描く場合を考えます。目盛上の高さは前者で100と120、後者で10と30です。後者は見た目の高さが3倍ですが、実際の売上は1.2倍です。高さの比をそのまま数量の比にしてはいけません。

同じ100→120でも、軸の始点で棒の見え方が変わる
0始点90始点(省略軸)100120100120090どちらも実際の売上は1.2倍

比較用の独自図。右側は90から上の部分を拡大表示。棒の表示部分の比を、売上の比にしない。

省略軸があるだけで誤った資料とは限りません。小さな変化を見やすくする目的もあります。必要なのは、棒の長さではなく軸に記された実際の値で比較することです。

指数100は、100円や100人とは限らない

基準年を100とした売上指数が120なら、その系列は基準年の1.2倍です。A社とB社がともに120でも、売上額が同じとは言えません。基準年がA社100百万円・B社300百万円なら、当年はそれぞれ120百万円・360百万円です。

また、基準年が異なる指数をそのまま比べると、異なる期間の変化を混ぜます。指数と増減率で、何を100に置いたかをそろえる考え方を確認します。

交差した線から、因果や実数の逆転を決めない

左右で異なる軸を使う二系列の線が交差しても、売上と利益率の実数が逆転したという意味はありません。片方の軸の上限を変更するだけで交差位置が変わることもあります。

二系列が同じ時期に増加しても、一方が他方の原因だという証拠にはなりません。共通の要因や対象範囲の変更があり得ます。グラフから読める変化と、原因についての仮説を分けて書きます。

確認練習:売上が減って利益率が上がった場合

売上200百万円・営業利益率8%から、売上180百万円・営業利益率10%へ変わったとします。売上は10%減、利益率は2ポイント上昇。利益額は16百万円から18百万円になり12.5%増です。売上の線だけでも、利益率の線だけでも利益額の変化は説明しきれません。

「売上減だから利益額も減る」という早合点を避け、180×0.10と200×0.08を計算します。資料が利益額を問うのか、利益率を問うのかを最後に読み直してください。

復習では、見落とした注記を一つ記録する

「グラフが苦手」だけでは次の練習が決まりません。「右軸の%を左軸の金額として読んだ」「軸の始点90を見落とした」「指数を実数だと思った」のように、見落としを具体化します。別の図でも同じ確認順序を使えるか試しましょう。

教材を選ぶ際は、答えの数値だけでなく、軸・単位・比較対象の説明があるかをCTの参考書・問題集の確認項目で確かめます。CT対策の全体像へ戻れば、他領域と合わせた学習順を確認できます。

次の学習と確認資料

データ理解指数と増減率複数資料の照合

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この記事の図・数値・ケースは編集部独自の学習用です。公式問題や過去問の再現ではなく、出題頻度や合格を保証しません。当サイトは非公式の対策サービスです。

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学習図解ライブラリ:図を保存して復習・勉強会に使う