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全体像・読み進め方を確認する
売上表と利益率グラフを組み合わせる独自例。会社・期間・単位・分母をそろえ、資料をまたいで計算してよい条件を確認します。
この記事を読む3ステップ
最初に全体像をつかみ、必要なところから読めます。
資料を掛け合わせる前に、同じ対象か確認する
表に売上、グラフに利益率があれば掛け算できそうに見えます。しかし会社、対象期間、単位、利益の定義が違えば、そのまま掛けられません。連結売上と一部門の利益率、年間売上と四半期の率など、見出しだけでは気づきにくい違いを注記で確認します。
本記事は、同じ年度・同じ会社範囲・同じ利益定義にそろえた独自データを使います。グラフを読む基本はデータ理解へ。
資料1:売上、資料2:利益率
| 会社 | 売上(百万円) |
|---|---|
| A | 120 |
| B | 90 |
| C | 150 |
本文の売上表と同じ年度・会社範囲・利益定義。横幅は利益率で、利益額ではありません。
A:10%
B:16%
C:6%
利益額は「各社の売上 × 各社の利益率」で求める
利益率はA10%、B16%、C6%です。利益率の棒の長さだけならBが最大ですが、利益の金額は各社の売上と掛け合わせて求めます。図の横幅は共通の0〜20%尺度で、売上高は表で別に示しています。
計算結果を一つの比較表へまとめる
| 会社 | 計算 | 利益(百万円) |
|---|---|---|
| A | 120×0.10 | 12 |
| B | 90×0.16 | 14.4 |
| C | 150×0.06 | 9 |
表を1行ずつ読む
- 会社
- A
- 計算
- 120×0.10
- 利益(百万円)
- 12
- 会社
- B
- 計算
- 90×0.16
- 利益(百万円)
- 14.4
- 会社
- C
- 計算
- 150×0.06
- 利益(百万円)
- 9
この条件では利益最大はBです。売上が最大のCではありません。三社の合計利益率を求めるなら、(12+14.4+9)÷(120+90+150)=約9.83%。10・16・6の単純平均約10.67%とは異なります。
独自練習:欠けた注記があったらどうするか
もしBの16%だけ前年の利益率だった場合、今年の売上90へ掛けて今年の利益14.4と断定することはできません。今年も同じ率だったという追加条件が必要です。「一般にあまり変わらないだろう」と自分で補わないようにします。
同様に、百万円と万円、千人と人、割合と増減率も区別します。単位換算の前後で値が何倍になったかをメモし、比較表では最後に単位を一つにそろえます。
複数資料の読解を四つの手順にする
①設問が求める量を明確にする。②その量に必要な項目を各資料から探す。③対象・期間・単位・定義の一致を確認する。④計算し、元の資料の大小関係と矛盾しないか点検する。この順で進めると、全データを先に計算する無駄も減らせます。
資料の間に接続できない箇所がある場合、結論を保留するのが適切なこともあります。判断できないと誤りの違いで、情報不足の扱いを練習してください。
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