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全体像・読み進め方を確認する
割合の差と変化率は同じではありません。支持率、達成率、不良率を使い、何を分母にしているかを図と数値で確認します。
この記事を読む3ステップ
最初に全体像をつかみ、必要なところから読めます。
まず「二つの割合の差」か「元に対する変化」かを分ける
割合同士を引いた差はポイントで表します。一方、変化率は差を元の値で割った割合です。20%から25%になったとき、引き算は25−20=5ポイント。元の20%に対する増加は(25−20)÷20=25%です。5%増と書くと、20%×1.05=21%という別の結果になります。
GMAP-CTのデータ理解を補う独自練習です。公式問題の再現や、特定形式の出題予告ではありません。大切なのは用語の暗記より「何が、何に対して、どれだけ変わったか」を一文にすることです。
独自例題:支持率は上がったが人数は減った
| 調査 | 回答者数 | 賛成者数 | 賛成割合 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 200人 | 40人 | 20% |
| 第2回 | 120人 | 30人 | 25% |
表を1行ずつ読む
- 調査
- 第1回
- 回答者数
- 200人
- 賛成者数
- 40人
- 賛成割合
- 20%
- 調査
- 第2回
- 回答者数
- 120人
- 賛成者数
- 30人
- 賛成割合
- 25%
第2回の賛成割合は何ポイント上昇し、賛成者数は何%変化したでしょう。二つの調査は同じ質問ですが、回答者の構成は同じとは限りません。割合と実数をそれぞれ計算し、社会全体の支持の変化まで言えるかも考えてください。
公式問題の再現ではありません。例の数値や仮定を現実へそのまま一般化しないでください。
解答:分母を二つに分けて検算する
割合の差は25−20=5ポイントです。賛成者数の変化率は(30−40)÷40=−25%。人数は25%減っています。割合は25%増、人数は25%減で、どちらも正しい記述です。分母が回答者数から元の賛成者数へ変わっているため、見た目の逆転は矛盾ではありません。
ここから「社会全体で支持が増えた」とはまだ言えません。対象者の選び方や回答しなかった人の違いが不明だからです。同じ設問でも、母集団と集め方が変われば数値の比較には留保が必要です。調査設計については標本と偏りで練習できます。
低下を表すときも、基準を省略しない
不良率が4%から3%へ低下した場合、1ポイント低下、相対的には25%減です。4個から3個へ減る図を思い浮かべると、減った1が元の4の4分の1だと分かります。「25ポイント改善」ではありません。改善という評価語より、まず数値の変化を正確に記します。
不良数も減ったとは限りません。生産1,000個で4%なら40個、生産2,000個で3%なら60個です。不良率は下がっても不良数は増えます。品質の割合を問う文と、不良の総量を問う文を混ぜないようにしましょう。
構成比と達成率にも同じ考え方を使う
売上構成比が30%から40%なら10ポイント上昇です。しかし部門売上そのものが増えたかは全社売上次第です。全社1,000万円の30%は300万円、全社600万円の40%は240万円。部門の存在感が増しても金額は減る場合があります。
目標達成率が80%から100%なら20ポイント上昇、達成率の相対増加は25%です。ただし目標額が変更されていれば、実績額の伸びは別計算です。目標100に対して80、目標70に対して70なら、達成率が上がっても実績は下がっています。
逆算:「5ポイント増」と「25%増」から元の割合を求める
ある割合が5ポイント上がり、元の割合に対して25%増えたとします。元をp%と置くと、5÷p=0.25、p=20です。新しい割合は25%。5と25をそのまま足したり引いたりするのではなく、変化幅と変化率の関係から式を作ります。
元の割合が0%の場合、相対変化率は分母が0になるため通常の式で計算できません。0%から2%への変化は2ポイント上昇と表せますが、無限大%増と実績説明に書いてよいわけではありません。基準がゼロなら差や実数で伝えます。
確認問題:参加率と人数を読み分ける
第1回は対象500人のうち60%が参加、第2回は対象400人のうち75%が参加しました。①参加率のポイント差、②参加率の相対変化率、③参加人数の変化を求めてください。
①75−60=15ポイント上昇。②15÷60=25%増。③どちらも300人なので増減なしです。「参加率が25%増えたから参加者も25%増えた」という選択肢は誤りになります。対象人数が500人から400人へ変わった条件を使うことがポイントです。
二段階の改善を足す前に、何を足すか確認する
ある不良率が8%から6%へ、さらに6%から4%へ下がりました。各段階で2ポイントずつ、合計4ポイント低下しています。一方、相対減少は最初25%、次は約33.3%で、足して約58.3%減ではありません。最初の8%から最後の4%への相対減少は50%です。
段階ごとに変化率の分母が8から6へ変わったため、相対率を単純に足せません。残った比率0.75×(2÷3)=0.5と掛ければ全体の変化を確認できます。選択肢の計算が速く見えても、基準をそろえず足していないか点検しましょう。
丸められた表示から、正確な差を作らない
小数第一位を四捨五入した整数表示で、20%と25%と書かれていた場合、元の割合の差が正確に5ポイントとは限りません。前者が19.5%以上20.5%未満、後者が24.5%以上25.5%未満なら、差は4ポイントより大きく6ポイント未満の範囲です。
「表示上は5ポイントの差」と「元データの差が5ポイント」は区別します。丸めの指定がある問題で小さな優劣を判断するときは、人数の原数値や追加桁を確認してください。公表された丸い数字から過剰な精度の結論を作らないことが、資料読解の重要な作法です。
答え合わせでは、数字の後に単位を残す
復習ノートを「15、25、300」だけで終わらせず、「15ポイント」「割合が25%増」「人数は300人で同じ」と書きます。正しい計算結果でも、設問が求めるものと違えば正解ではありません。分母を円で囲む習慣をつけましょう。
次は割合の逆算や全体と内訳の逆転へ。CT対策の総合ガイドで他の測定領域も選べます。
次の学習と確認資料
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この記事の図・数値・ケースは編集部独自の学習用です。公式問題や過去問の再現ではなく、出題頻度や合格を保証しません。当サイトは非公式の対策サービスです。
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