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単一製品の式を、二つの商品の組合せへ広げる
商品Aは単価1,500円・単位変動費900円、Bは単価1,000円・単位変動費800円とします。共通固定費は月10万円。AとBの販売数量比を2:1に固定し、販売範囲内で価格と費用は変わらず、生産・在庫のずれもない学習用の例です。
Aの単位限界利益は600円、Bは200円です。二つを足して2で割った400円を全体の平均として使うと、Aの方が多く売れる条件を落とします。先に「比率は数量か売上か」を確かめてください。
図解:A二個とB一個を、計算上の一組にする
販売数量比2:1を維持する独自例。横軸は一組当たりの限界利益(円)です。
| 商品 | 一組の個数 | 売上 | 限界利益 |
|---|---|---|---|
| A | 2個 | 3,000円 | 1,200円 |
| B | 1個 | 1,000円 | 200円 |
| 一組 | 3個 | 4,000円 | 1,400円 |
一組の限界利益は600×2+200=1,400円。固定費10万円÷1,400=約71.43組です。数量比を厳密に維持し、整数の組で販売するなら72組が必要です。A144個、B72個、合計216個になります。
整数にした答えを、元の利益式へ戻す
72組の売上は288,000円、変動費は(900×2+800)×72=187,200円。利益は288,000−187,200−100,000=800円です。71組なら利益−600円で不足します。必要な最小整数組数が72であることまで確かめられます。
連続量の理論上の分岐点売上高は約285,714円です。「理論値の売上高」と「整数で売って条件を満たす288,000円」を混ぜないでください。比率から外れた販売を許す設問なら、組の切上げが唯一の解き方とは限りません。
売上構成比で求めても一致するか
売上比は3,000:1,000=3:1です。数量比2:1とは異なります。Aの限界利益率40%、Bの20%を売上構成比75%と25%で加重すると35%。10万円÷35%=約285,714円で一致します。
40%と20%を数量比2:1で重み付けした約33.33%では、この売上構成を表せません。率の分母が売上なので、重みも売上の割合に合わせます。加重平均の考え方と同じく、平均する前に総量へ戻すと取り違えを防げます。
販売構成が変われば、計算もやり直す
A:Bが1:2なら一組の限界利益は1,000円。100組で固定費を回収し、A100個・B200個、売上35万円が分岐点になります。元の組合せの35%を流用してはいけません。
ここで変えたのは構成の仮定で、需要予測や最適な販売政策ではありません。生産能力、追加設備、値引きなどを判断するには別の条件が必要です。単一商品に戻って式を確認するならExcel教材が使えます。
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この記事の図・数値・ケースは編集部独自の学習用です。公式問題や過去問の再現ではなく、出題頻度や合格を保証しません。当サイトは非公式の対策サービスです。
確認資料:OpenStax:複数製品のCVP分析(2026年9月18日確認)。図解と練習例は当編集部が別途作成しています。
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