目次:読みたい項目を選ぶ
全体像・読み進め方を確認する
製品の段階を整理するモデルと検討例
全製品が同じ順序や期間を通るとは限りません。施策・利益・相対シェアを段階だけで確定しないでください。 各項目を押すと、本文の該当箇所へ進めます。
↓ 気になる項目から、本文の解説へ進めます
最初に押さえる結論
段階名だけで、利益・シェア・撤退を決めない。
製品ライフサイクルは製品の売上や競争状況の推移を導入・成長・成熟・衰退で整理するモデルです。全製品が同じ期間・順序を必ず通るわけではありません。
導入時は認知や試用、成長時は供給や競争への対応、成熟時は維持・改良・効率、衰退時は継続・縮小・転換等が論点になります。ただし各段階に一つの施策だけが正しいとは限りません。
市場成長率と相対シェアを使うPPMとは異なります。低成長というだけでは金のなる木か負け犬かは判定できず、製品の売上減だけでも市場全体の成長率は確定しません。
売上、利益、キャッシュフローも別です。成熟期だから必ず最も資金が余る、値上げは衰退期だけ、などと固定せず、価格・数量・原価・運転資本の条件を確認します。PPMの2軸と市場内の地位を合わせます。
個別製品と事業全体では対象範囲が異なるため、事業ライフサイクルと混同しないでください。新用途を試す場合は顧客の支払意思と採算の検証も必要です。
以下は当サイトの教材を使った学習用の例です。公式問題・過去問の転載や再現ではなく、本番の出題頻度や合格を保証するものではありません。概念の定義と、個別の設問で成り立つ判断を分けて読んでください。
製品ライフサイクルを例題の条件に当てはめる
最初は解説付きの例題で、どの条件が判断に必要かを確認します。複数の判断が含まれる場合は、一方の結論をもう一方へ流用せず、それぞれの与件で検討してください。
例題:条件と選択肢を省略せず読む
ある市場の成長率は低いが、製品Aの相対的な市場シェアは高いと分かっている。PPMの二軸を使い、低成長・高相対シェアを金のなる木と定義する場合、適切な分類はどれか。
- (A) 低成長なので相対シェアに関係なく負け犬
- (B) 金のなる木。ただし分類だけで実際の資金余剰は確定しない
- (C) 低成長・高相対シェアは問題児
- (D) 製品ライフサイクルとPPMは同じ一つの軸である
例題の解説:結論を支える条件は何か
正解:(B) 金のなる木。ただし分類だけで実際の資金余剰は確定しない
(B) です。指定された低成長と高相対シェアの両条件に合います。(A) はシェアの条件を無視し、(C) は問題児の高成長・低相対シェアとは異なります。(D) は売上等の推移と二軸の分類を同一視しています。理論上の示唆は資金の配分を考える材料ですが、実際の利益やキャッシュフローを分類名だけで確定することはできません。
独自例。百万円表示。税金等なし、利益=売上−総費用。枠は金額比ではありません。
「成熟」だから利益や現金が必ず余るとはいえない。
解説の結論は、上の設問で与えられた条件についてのものです。条件や目的が変わる別のケースでも同じ選択肢になる、という一般則として覚えないでください。
条件を変えて考える・実務と混同しない
例題2の利益率は20%から10%へ10ポイント低下、利益額の相対変化は50%減です。この値から現金の増減まで決めるには回収・支払や投資等の情報が不足します。
採用者の普及と製品改良・新用途、撤退の差額収支へつなげて考えます。
自力で確かめ、別の問題へつなげる
- 「製品ライフサイクルは何を判断する概念か」を、資料を閉じて一文で言う
- 例題の正答と誤答について、根拠となる条件を一つずつ挙げる
- 下の3問を解き、迷った条件や解答に要した時間を残す
確認用の3問には上で解説した例題も含まれます。読後の正解は理解確認であり、初見で解けることやテーマの習得完了を示す診断ではありません。解説を読んだ直後だけでなく、間隔を空けて別の問題にも取り組み、同じ誤りが再発していないか確認します。
確認した資料と学習例の位置づけ
モデルの段階と限界はOpenStax:製品ライフサイクルの該当本文を確認(2026年9月9日)。利益計算と判断ケースは独自作成です。
よくある質問
衰退期ならPPMの負け犬ですか?
自動的には決まりません。PPMは市場成長率と相対的市場シェアの両方が必要です。自社製品の減収と市場全体の成長率も分けてください。
この3問で習得完了を判断できますか?
本文で解説する問題も含む復習用の3問です。初見の診断や公式スコアではなく、条件を変えた問題でも根拠を説明できるか確認します。
製品の段階を整理するモデルと検討例
全製品が同じ順序や期間を通るとは限りません。施策・利益・相対シェアを段階だけで確定しないでください。 各項目を押すと、本文の該当箇所へ戻れます。
↑ 気になった項目を押すと、本文の解説へ戻れます
この単元、いま何問解けますか
登録なしで、その場で解けます。読んで分かったつもりでも、4択になると迷うのがこの単元です。
-
第1問/全3問 ある市場の成長率は低いが、製品Aの相対的な市場シェアは高いと分かっている。PPMの二軸を使い、低成長・高相対シェアを金のなる木と定義する場合、適切な分類はどれか。
(B) です。指定された低成長と高相対シェアの両条件に合います。(A) はシェアの条件を無視し、(C) は問題児の高成長・低相対シェアとは異なります。(D) は売上等の推移と二軸の分類を同一視しています。理論上の示唆は資金の配分を考える材料ですが、実際の利益やキャッシュフローを分類名だけで確定することはできません。
-
第2問/全3問 成熟局面と考えられる製品は売上が前年と同じ100百万円だったが、同じ期間の総費用が80から90百万円へ増えた。税金等を無視して売上−総費用で利益を計算すると、適切な説明はどれか。
(D) です。前年100−80=20、今年100−90=10百万円です。(A) は費用の増加を落とし、(B) は変化の符号を逆にしています。(C) の80%と90%は費用÷売上の比率で、利益率20%と10%ではありません。売上が安定していることと、利益や資金が安定していることを分け、価格・費用・投資等の実際の条件を確かめます。
-
第3問/全3問 発売した製品が十分に普及する前に代替技術が広がり、売上が減り始めた。製品ライフサイクルの説明として最も適切なのはどれか。需要と競合の追加調査は可能とする。
(A) です。モデルは状況を整理するためのもので、全製品の経路や寿命を固定するものではありません。(B) と(C) はモデルに合わない観測を無条件に否定し、(D) は分類名を実際の需要変化と混同しています。代替技術の影響、残る顧客、改善案や撤退負担などを確認し、今後の選択肢を比較する必要があります。
無料の6問で、問題と解説を試しましょう
6科目から1問ずつ。会員登録なしで独自問題と解説を体験できます。科目全体の実力や本番スコアを判定するものではありません。続けて学びたい方は、無料登録後に残り16問へ進めます。
▶ 登録不要・無料の6問を始める※本サイトは独立した非公式の試験対策コンテンツであり、株式会社グロービス/GMAPの公式サービスとは関係ありません。試験の形式や出題範囲は実施回・実施企業により異なる場合があります。
