最初に押さえる結論
ここまで払ったから続ける? サンクコストです。
「花形事業」は成長率・シェア共に高い象限。「金のなる木」は成長率は低いがシェアが高く収益源となる象限。「問題児」はシェア拡大のために巨額投資が必要な成長段階の事業であり正解。「負け犬」は成長率・シェア共に低く、撤退を検討すべき象限である。
最初の判断軸:PPMは、資金を生み出す事業と投資が必要な事業を区分し、資源配分を最適化するツールです。
撤退・事業再編の全体像
撤退・事業再編は、用語だけを暗記するより「何を判断するための概念か」を押さえると、初見の選択肢にも対応できます。
- 要点:PPMは、資金を生み出す事業と投資が必要な事業を区分し、資源配分を最適化するツールです。
- 要点:成長期には売上が伸びる一方で、投資も増えるため利益管理が重要になります。
- 要点:Starは売上も大きいが、成長維持のための投資(キャッシュ流出)も大きい事業です。
- 要点:「成長期の成功体験」を引きずって、過剰な投資を続けないことが大切です。
- 要点:不採算事業の継続は、他の成長事業の資源を食いつぶす「出血」であることを理解しましょう。
試験で狙われる論点
同じテーマでも、定義・適用場面・似た概念との比較という別の角度から問われます。次の表で、正答につながる核を先に確認してください。
| 出題の焦点 | 正解の核 | 見分け方 |
|---|---|---|
| BCGのPPMにおいて、市場成長率は高いが相対シェアが低く、集中投資してシェア拡大を狙うか、あるいは撤退かを判断すべき象限は… | 問題児 | PPMは、資金を生み出す事業と投資が必要な事業を区分し、資源配分を最適化するツールです。 |
| 事業ライフサイクルの「成長期」において、企業が直面する主な競争環境の変化はどれか。 | 競合他社の参入が増え、競争が激しくなる。 | 成長期には売上が伸びる一方で、投資も増えるため利益管理が重要になります。 |
| BCGのPPMにおいて、シェアも成長性も高く、将来の利益源として維持・育成のための投資が必要な事業はどれか。 | 花形事業(Star) | Starは売上も大きいが、成長維持のための投資(キャッシュ流出)も大きい事業です。 |
| 市場が「成熟期」に移行した業界において、ポーターが推奨する競争戦略のポイントはどれか。 | 製品構成の合理化とコスト競争力の強化。 | 「成長期の成功体験」を引きずって、過剰な投資を続けないことが大切です。 |
選択肢で迷ったときの切り方
代表問題の正解は「問題児」です。正答語だけでなく、問題文のどの条件と結びつくかを説明できる状態にします。
一緒に並びやすい語
- 花形事業:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- 金のなる木:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- 負け犬:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
選択肢を見てから思い出すのではなく、問題文を読んだ時点で答えの方向を予測すると迷いが減ります。
3分で復習する手順
- 「撤退・事業再編は何を判断する概念か」を、資料を閉じて一文で言う
- 代表語「問題児」と、似た3語の違いを口に出す
- 下の3問を解き、不正解なら解説を読んだ直後にもう一度答える
正解数より、誤った選択肢をなぜ切れるかが重要です。3問とも理由を説明できれば、このテーマは一度完成です。
よくある質問
撤退・事業再編は用語だけ覚えれば十分ですか?
不十分です。GMAP-BFでは定義の言い換えや適用場面が問われるため、何を判断する概念かと、似た用語との境界をセットで覚えてください。
復習はどこまでやればよいですか?
記事末尾の3問を、正答だけでなく残りの選択肢が誤りである理由まで説明できれば、次のテーマへ進んで構いません。
撤退・事業再編で押さえる3ポイント
この記事で扱う判断ポイントを先に整理し、本文と3問演習で確かめます。
- 01問題児
「花形事業」は成長率・シェア共に高い象限。「金のなる木」は成長率は低いがシェアが高く収益源となる象限。「問題児」はシェア拡大のために巨額投資が必要な成長段階の事業…
本文へ ↑ - 02競合他社の参入が増え、競争が激しくなる。
「競合他社が次々と撤退する。」は衰退期。「競合他社の参入が増え、競争が激し…」は市場拡大を見て他社が参入し、差別化やマネジメントのレベルアップが求められる段階であ…
本文へ ↑ - 03花形事業(Star)
「花形事業(Star)」は高いシェアを維持しつつ、市場の成長に合わせて投資を続け、将来の「金のなる木」に育てる事業であり正解。「金のなる木(Cash Cow)」は…
本文へ ↑
↑ 気になった項目を押すと、本文の解説へ戻れます
この単元、いま何問解けますか
登録なしで、その場で解けます。読んで分かったつもりでも、4択になると迷うのがこの単元です。
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第1問/全3問 BCGのPPMにおいて、市場成長率は高いが相対シェアが低く、集中投資してシェア拡大を狙うか、あるいは撤退かを判断すべき象限はどれか。
「花形事業」は成長率・シェア共に高い象限。「金のなる木」は成長率は低いがシェアが高く収益源となる象限。「問題児」はシェア拡大のために巨額投資が必要な成長段階の事業であり正解。「負け犬」は成長率・シェア共に低く、撤退を検討すべき象限である。
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第2問/全3問 事業ライフサイクルの「成長期」において、企業が直面する主な競争環境の変化はどれか。
「競合他社が次々と撤退する。」は衰退期。「競合他社の参入が増え、競争が激し…」は市場拡大を見て他社が参入し、差別化やマネジメントのレベルアップが求められる段階であり正解。「市場が完全に飽和し、新規顧客がゼ…」は成熟期の極致。「市場そのものが消滅する。」は衰退期の末路。成長期はいかにシェアを確保するかが鍵。
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第3問/全3問 BCGのPPMにおいて、シェアも成長性も高く、将来の利益源として維持・育成のための投資が必要な事業はどれか。
「花形事業(Star)」は高いシェアを維持しつつ、市場の成長に合わせて投資を続け、将来の「金のなる木」に育てる事業であり正解。「金のなる木(Cash Cow)」は成長性は低いがシェアが高く、投資を抑えて資金を回収する事業。「問題児(Question Mar…」はシェア拡大か撤退かの判断を要す。「負け犬(Dog)」は売却候補。
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