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作業日程・スケジュール推理の解き方|前後関係と同時進行を図解

作業時間をすべて足すだけでは終了時刻を求められません。先行作業、同時進行、担当者の制約を分け、最短の計画が本当に実現できるか確かめます。

判断基準 → 実行手順 → 次の一手最終更新 2026/09/25
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読み取りや判断の手順をひとつ整理し、例題で使ってみましょう。

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前後関係だけなら、次の作業は必要な先行作業がすべて終わってから始めます。同時進行できる設備・担当者があるかを確認し、合計時間と経過時間を区別します。

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COACH'S NOTE

作業時間をすべて足すだけでは終了時刻を求められません。先行作業、同時進行、担当者の制約を分け、最短の計画が本当に実現できるか確かめます。

要点を指し示す女性講師

順序と所要時間と人数は別々の条件

「Aの後にB」は順序の条件、「Aは二時間」は長さの条件、「担当者は一人」は同時にできる作業数の条件です。この三つを混ぜて頭の中だけで予定を組むと、同じ人が二つの仕事を同時にしてしまう誤りが生じます。

本稿は数学的判断推理に関連する独自の条件整理練習です。特定の工程管理手法がGMAPで必ず問われるという意味ではありません。作業の依存関係を矢印へ、時間を横軸へ移す練習として使ってください。

独自例題:四つの作業を終える最短時間

作業所要時間開始条件
A2時間最初から開始可能
B3時間Aの終了後
C4時間Aの終了後
D1時間BとCの両方の終了後
表を1行ずつ読む
  1. 作業
    A
    所要時間
    2時間
    開始条件
    最初から開始可能
  2. 作業
    B
    所要時間
    3時間
    開始条件
    Aの終了後
  3. 作業
    C
    所要時間
    4時間
    開始条件
    Aの終了後
  4. 作業
    D
    所要時間
    1時間
    開始条件
    BとCの両方の終了後

担当者・設備は十分あり、開始条件を満たせば同時進行できます。作業は中断せず、移動や準備時間は不要です。全体を終える最短の経過時間は何時間でしょう。

同時進行できるなら、最短の経過時間は7時間
Aは0から2、Bは2から5、Cは2から6、Dは6から7。DはBとCの両方の終了待ち。延べ作業時間10時間だが、経過時間7時間。資源制約なしの独自例。

公式問題の再現ではありません。例の数値や仮定を現実へそのまま一般化しないでください。

解答:合計10時間ではなく経過7時間

Aを0~2時点で実施後、Bを2~5、Cを2~6で同時に進めます。Dは両方の終了を待つので6~7です。最短経過時間は7時間。作業時間の合計2+3+4+1=10時間は、同時作業分も合計した延べ時間です。

A→C→Dだけでも2+4+1=7時間かかります。これより短くはできず、示した日程で7時間を実現できるので最短と確認できます。「一つの計画が作れた」だけでなく、下限と実現例の両方を示すのが重要です。

長い経路が決める待ち時間を読む

Bは5時点で終わりますが、Cが6時点まで続くためDを始められません。Bだけを一時間短縮しても、Cが同じなら終了は7時点のままです。短い作業をもっと短くすることが、全体の短縮につながるとは限りません。

Cを一時間短縮するとB・Cがともに5時点で終了し、Dは5~6になります。さらにCだけを一時間短縮してもBが5まで必要なので、全体は6時間より短くなりません。条件変更の後は、どの経路が最も長いかを再確認します。

一人で全部担当する場合は答えが変わる

担当者が一人で、どの作業も担当者を占有するならBとCは同時にできません。A→B→C→DまたはA→C→B→Dで10時間です。前後関係の図が同じでも、人の制約が増えると7時間の計画は実行できなくなります。

「作業中は機械が自動運転し、人は離れてよい」という設定なら別の計画があり得ます。しかし、本文にない自動化や交代を勝手に追加してはいけません。同時進行できる対象を、設備と人それぞれについて読み取ってください。

締切から逆向きに考える

全作業を時点7までに終える場合、Dは遅くとも6に開始、Cは遅くとも2、Aは遅くとも0に開始する必要があります。Bは時点3に始めても6に終わるので、一時間遅らせる余地があります。ただし担当者・設備に制約がない元の設定での話です。

早く始められる時刻と、遅らせても間に合う時刻は違います。すべての作業を最早開始に置くことが必須ではありません。「必ず時点2にBを開始しなければならない」という断定には、時点3開始という反例を作れます。

確認問題:最後の作業の開始条件を変える

DはBが終了すれば開始でき、Cの終了を待たなくてよいと変更します。ただしプロジェクト完了には四作業すべての終了が必要です。担当者・設備は十分ある場合、最短時間は何時間でしょう。

Bは5、Dは6、Cも6時点で終了するので最短6時間です。Dが終わればよいのではなく、Cも完了条件に含まれる点を確認します。仮にCが8時間かかるなら、A+Cで10時間を要し、Dの終了より後になります。

待機時間を追加したときは、作業時間と別に描く

Aの終了後に一時間の乾燥待ちが必要で、その後BとCを開始できると変えます。Aは0~2、待機2~3、Bは3~6、Cは3~7、Dは7~8となり、最短8時間です。待機は人が作業しない時間でも、経過時間には含まれます。

一方、待機中に別の仕事ができるかどうかは別条件です。担当者一人のケースへ追加するなら、待機が人を占有するか、設備だけを占有するかを確認してください。何も指定されていないのに、待ち時間をすべて短縮可能と扱わないことが大切です。

暦の時刻と、経過時間を区別する

最短7時間という答えは、開始時刻が午前9時なら単純な連続作業では午後4時の終了に対応します。しかし正午から一時間の休憩を必ず挟み、その間は全作業が止まるなら暦上の終了は午後5時です。時間数を日程へ変換するには、休憩と稼働時間の条件が必要です。

復習では、工程の前後だけを描く図と、実際の時刻を並べる日程表を別にしてみましょう。前者で依存関係、後者で担当者の重複や休憩を点検できます。図を一つ描けばすべての制約が自動で見える、とは限りません。

復習では、矢印と資源条件を別の色で書く

矢印は先行関係、人の数は同時実行可能数、棒の長さは時間です。どの条件を変えたら答えが変わるかを一つずつ試すと、図を描いた意味が分かります。所要時間の合計だけを覚える復習は避けましょう。

続きは順序の条件整理、最短・最大の実現例へ。領域全体はCT総合ガイドから確認できます。

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