目次:読みたい項目を選ぶ
全体像・読み進め方を確認する
原価に対する利益率と売価に対する利益率は違います。値引き後の利益、必要な定価の逆算を数値例で確認し、割合の取り違えを防ぎます。
この記事を読む3ステップ
最初に全体像をつかみ、必要なところから読めます。
最初に、何に対する割合かを決める
原価800円の商品に原価の25%の利益を加えるなら、定価は800×1.25=1,000円です。利益200円は原価800円の25%ですが、売価1,000円の20%です。「利益率25%」とだけ書かれている場合、定義や分母を確認しないと式は一つに決まりません。
この記事は売買に関する独自の数的練習です。CTの特定の出題を保証しません。また、会社全体の営業利益や固定費を扱うBFの損益分岐点とは、使っている費用の範囲が違います。
原価から定価、値引き後の売価へ進む
| 段階 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 原価 | 与えられた仕入れ額 | 800円 |
| 定価 | 800×1.25 | 1,000円 |
| 10%引きの売価 | 1,000×0.9 | 900円 |
| 利益(他の費用なし) | 900−800 | 100円 |
表を1行ずつ読む
- 段階
- 原価
- 計算
- 与えられた仕入れ額
- 金額
- 800円
- 段階
- 定価
- 計算
- 800×1.25
- 金額
- 1,000円
- 段階
- 10%引きの売価
- 計算
- 1,000×0.9
- 金額
- 900円
- 段階
- 利益(他の費用なし)
- 計算
- 900−800
- 金額
- 100円
25%上乗せして10%値引きしても、利益率は単純に25−10=15%ではありません。掛ける対象が違い、売価は800×1.25×0.9=900円。原価に対する利益率は100÷800=12.5%です。売価に対しては100÷900で約11.1%になります。
値引き後にも利益を残す定価を逆算する
原価800円の商品を定価の20%引きで売り、原価の10%の利益を得たい場合を考えます。他の費用はないとします。必要な売価は800×1.1=880円。定価をx円とすると0.8x=880なので、x=1,100円です。
検算すると1,100×0.8=880、880−800=80、80÷800=10%。答えから前向きに計算して条件に戻れるか確認します。値引き後の880円に20%を足して1,056円とすると、1,056×0.8=844.8円となり、必要な利益を満たしません。
手数料があると、売価−原価だけでは利益にならない
原価800円、売価1,000円、販売手数料が売価の10%なら、手数料は100円です。他の費用がなければ利益は1,000−800−100=100円。手数料の基準が原価か売価か、送料が別かを読み落とさないようにします。
| 読み落とし | 確認すること |
|---|---|
| 利益率の分母 | 原価に対する率か売価に対する率か |
| 値引き率の基準 | 定価か、その時点の価格か |
| 費用 | 手数料・送料・固定費を含むか |
| 数量 | 1個分か複数個の合計か |
| 端数 | 指定された丸め方は何か |
割合を判断へつなげる
値下げで利益率が下がっても、数量が増えれば利益総額が増える場合があります。ただし数量が増えること自体を勝手に仮定できません。設問の売上・費用・数量の条件をそろえて比較しましょう。
率と差の整理は指数・増減率、入力ミスの点検は電卓と計算メモ、学習範囲の確認はCT総合対策へ。
確認資料と学習例の位置づけ
CTの測定領域はグロービス公式の受験科目案内で確認しました(2026年9月18日)。本記事の例・計算・選び方は編集部の独自教材です。個別テーマの出題頻度や本番での出題を保証するものではなく、公式問題・過去問の再現でもありません。当サイトは非公式サービスです。
6問・12分で、CTの6領域を体験する
6領域から各1問を解き、正誤・所要時間・解説を確認できます。6問では能力やランクを判定しません。30問・60分の通し模試はCTパックに含まれます。無料お試しは登録不要。希望する方は登録後に結果を保存できます。
有料模試の独自スコアは学習用の参考指標であり、本番の予測点・合否判定ではありません。無料6問では能力判定・推定スコア・ランクは表示しません。
▶ GMAP-CT 無料6問を試す(12分)※本サイトは独立した非公式の試験対策コンテンツであり、株式会社グロービス/GMAPの公式サービスとは関係ありません。試験の形式や出題範囲は実施回・実施企業により異なる場合があります。
