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三集合の包含排除|三つとも・二つだけを八領域で解く

三つの条件では、重なりを引くだけでは足りません。100人の独自集計を八つに分け、少なくとも一つ、ちょうど二つ、三つともを検算します。

判断基準 → 実行手順 → 次の一手最終更新 2026/10/11
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COACH'S NOTE

三つの条件では、重なりを引くだけでは足りません。100人の独自集計を八つに分け、少なくとも一つ、ちょうど二つ、三つともを検算します。

要点を指し示す女性講師

二集合の四領域から、三集合の八領域へ

A・B・Cそれぞれに入るか入らないかを分けると、2×2×2=8通りになります。三つとも、AとBだけ、AとCだけ、BとCだけ、Aだけ、Bだけ、Cだけ、どれでもない。各人をこのうち一つだけへ置けば、重複せず全体へ戻せます。

本記事は二集合の四領域を学んだ後の発展です。人数の集計を扱い、所属が独立という仮定は置きません。三つの円の見た目の面積から人数を推測せず、重なりを含む数字か、「だけ」の数字かを最初に区別します。以下は実在の調査ではない独自例です。

独自ケース:三種類の研修を受けた100人

全体100人、Aの受講者50人、B40人、C30人。AとBの両方20人、AとC15人、BとC10人、三つとも5人とします。ここで二つの両方の人数には三つとも受講した5人も含まれます。同じ対象・期間で、各研修内の重複はない設定です。

100人を、重ならない八領域へ分ける
Aだけ

20人

Bだけ

15人

Cだけ

10人

A・Bだけ

15人

A・Cだけ

10人

B・Cだけ

5人

三つとも

5人

どれでもない

20人

独自の所属表。8領域の合計100人。AB20・AC15・BC10には三つともの5人が含まれます。

三つとも5人を確定した後、AとBだけは20−5=15人、AとCだけは15−5=10人、BとCだけは10−5=5人です。「AとBの両方20人」をAとBだけの場所へ直接書くと、三つとも5人をもう一度数えてしまいます。

一つだけの領域を、元の人数へ戻して計算する

Aだけは50−15−10−5=20人、Bだけは40−15−5−5=15人、Cだけは30−10−5−5=10人です。各研修の合計へ戻して、Aは20+15+10+5=50、Bは15+15+5+5=40、Cは10+10+5+5=30と検算します。

条件含める領域人数
少なくとも一つどれでもない以外80
ちょうど一つAだけ+Bだけ+Cだけ45
ちょうど二つABだけ+ACだけ+BCだけ30
少なくとも二つちょうど二つ+三つとも35
どれでもない全体−少なくとも一つ20
表を1行ずつ読む
  1. 条件
    少なくとも一つ
    含める領域
    どれでもない以外
    人数
    80
  2. 条件
    ちょうど一つ
    含める領域
    Aだけ+Bだけ+Cだけ
    人数
    45
  3. 条件
    ちょうど二つ
    含める領域
    ABだけ+ACだけ+BCだけ
    人数
    30
  4. 条件
    少なくとも二つ
    含める領域
    ちょうど二つ+三つとも
    人数
    35
  5. 条件
    どれでもない
    含める領域
    全体−少なくとも一つ
    人数
    20

45+30+5+20=100です。表は「少なくとも一つ80人」と「少なくとも二つ35人」のように範囲が入れ子になる行を含むので、全行を足して全体にしないでください。互いに重ならない分類の行だけを選んで合計します。

包含排除で、三つともを一回足し戻す理由

少なくとも一つは50+40+30−20−15−10+5=80人です。最初の三集合の合計では、三つとも受講した人を三回数えています。二集合の重なりを三つ引くとその人は三回引かれ、0回になります。最後に5人を足し戻して一回分だけ残すのが包含排除です。

三つとも:3回足す → 3回引く → 1回足し戻す
  • 単独の合計:50+40+30=120三つともの人を3回数える
  • 二つの重なり:20+15+10=45を引く三つともの人を3回引き、0回になる
  • 三つとも5人を足し戻す120−45+5=80人。少なくとも一つに所属

三つともを除いた「ちょうど二つ」は45−3×5=30人。少なくとも二つなら45−2×5=35人。

二つだけの人は最初に二回足され、一回引かれて一回残ります。一つだけの人は最初から一回で、その後は引かれません。式を丸ごと暗記するより、それぞれの領域の人が何回残るかを確認すると、三集合に増えた際の符号を説明できます。

「ちょうど二つ」は、重なりの合計ではない

20+15+10=45人をそのままちょうど二つとすると、三つとも5人を三回数えています。三つともはちょうど二つに含めないので、45−3×5=30人です。一方、少なくとも二つなら三つともを一回残すため45−2×5=35人になります。

「二つの研修を受けた」という曖昧な文は、ちょうど二つなのか三つも含むのかを確認します。選択肢の数字だけで意味を決めないでください。または・どちらか一方で学ぶ範囲の言い換えを、三集合の八領域へ拡張する操作です。

三つともの人数が未知なら、ほかの条件から逆算する

A50・B40・C30と二集合の重なり20・15・10は同じで、三つともをx人と置きます。少なくとも一つは75+x人。どれでもない20人なら全体100−20=80人なので、75+x=80からx=5と求められます。式が足りない場合に、三つともを勝手に0へ置かないことが大切です。

どれでもない人数も不明なら、非負の条件から範囲を考えます。BCだけ10−xが非負なのでx≦10、x自体は0以上。Aだけ15+x、Bだけ10+x、Cだけ5+x、どれでもない25−xも確認すると、この設定では0≦x≦10の整数が可能です。条件が不足していれば一意の答えを出しません。

人数のつじつまが合わない資料を検出する

もし三つともが12人と書かれていれば、BとCの両方10人より多くなり、BCだけが−2人になります。同じ対象・定義なら不可能です。集計期間や単位の違い、入力誤りなどを確認する必要があり、負の人数をそのまま図へ配置して計算を続けません。

逆に、三つとも0人でも二つずつの重なりはあり得ます。「どの二つにも重なりがあるから、三つ共通も必ずある」とは言えません。二つの共通部分が別々の人で構成されることがあるからです。独立と排反の条件を追加する場合も、どの事象同士についての条件なのかを明示します。

条件付きの割合へ変える場合は、分母も変える

この100人の中から、Aの受講者50人だけを対象に一人選ぶとします。Bも受けた人数は20なので、Aの中でBも受けた割合は20/50=40%。そのうちCも受けた人は三つとも5人で、AかつBの20人の中では5/20=25%です。同じ5人でもAの50人全体に対する割合なら10%です。

八領域を正しく埋めても、求める集団を選ばなければ割合は違います。「全体の5%」と「ABの中の25%」を別の指標として書き、独立であるという追加条件は置かずに人数から割ります。元の100人から等確率で選ぶモデルと、Aの受講者から等確率で選ぶモデルも分けると、同じ所属表から何が言えるかを整理できます。

復習:中央から埋め、三種類の検算をする

まず三つとも、次に二つだけ、最後に一つだけとどれでもないを埋めます。検算は八領域の合計100人、A・B・Cそれぞれの合計、AB・AC・BCそれぞれの重なりの三種類です。少なくとも一つの式が合っただけでは、個別の所属人数を誤っている可能性が残ります。

条件を変える練習では、三つともだけを5から6へ変え、三集合の合計と二集合の合計は固定してみます。八領域はAだけ21・Bだけ16・Cだけ11・ABだけ14・ACだけ9・BCだけ4・三つとも6・どれでもない19で、合計100へ戻ります。どこを固定したかを記録すれば、図の変更が一人分なのに複数の領域へ影響する理由を追えます。

次の学習と確認資料

二集合の四領域 / 条件の範囲 / CT対策の全体像

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確認資料:MIT:包含排除の原理(2026年10月11日確認)。図解と練習例は当編集部が別途作成しています。

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