目次:読みたい項目を選ぶ
全体像・読み進め方を確認する
長文を最初から何度も読み直してしまう方へ。四段落の独自例題を、背景・観察・留保・結論に分け、要旨と個別の事実を区別する手順を解説します。
この記事を読む3ステップ
最初に全体像をつかみ、必要なところから読めます。
このページで練習すること
長文を最初から何度も読み直してしまう方へ。四段落の独自例題を、背景・観察・留保・結論に分け、要旨と個別の事実を区別する手順を解説します。
以下は独自の学習例です。公式問題・過去問の再現や、細かな題材の出題予想ではありません。試験全体の測定領域はグロービスの受験科目案内で確認してください。
長文を短く覚えるより、戻る場所を作る
一文ずつ理解できても、最後に何を選ぶか分からなくなることがあります。原因の一つは、具体例を筆者の結論として記憶することです。各段落を同じ重さで暗記せず、何のために置かれた段落かを短くメモします。
例えば「現状の問題」「観察した事実」「その解釈への留保」「提案」です。この四種類に必ず分けられるわけではなく、反論・定義・比較などもあります。結論は最終文にあると決めつけず、冒頭の主張を末尾で限定する文章にも注意してください。
独自例題:共同配送を導入すべきか
①ある地域の小売店は、各店への少量配送が重なり、受け取り業務の負担が大きくなっている。共同配送は複数店舗の荷物をまとめられるため、解決策の一つとして検討されている。
②試行では、配送回数が週5回から3回へ減った店があった。受け取り作業の回数も減り、担当者は売場に立てる時間が増えたと報告した。一方、冷蔵設備の小さい店では、次回配送まで保管する商品の置き場所が不足した。
③ただし、試行店は比較的大きい店舗が中心だった。回数が減ったという結果だけから、小型店を含む全店で総費用が下がるとは言えない。保管設備の追加や欠品への対応も含めて比較する必要がある。
④したがって共同配送を一律に広げるのではなく、店舗の保管能力や商品特性に応じて配送頻度を設計し、その条件で総費用と欠品の状況を確認すべきだ。
本文全体の要旨として最も適切なものを選んでください。
| 選択肢 | 内容 |
|---|---|
| ア | 共同配送は配送回数を減らすため、全店で費用削減になる |
| イ | 冷蔵設備を追加できない店には配送を行うべきではない |
| ウ | 店の条件に応じた配送設計と、費用・欠品の検証が必要である |
| エ | 試行した店で配送回数が週5回から3回へ減った |
正解はウ:観察事実と提案の間にある条件を残す
独自の学習用図解。公式問題・過去問の再現ではありません。
段落②の改善例だけならアを選びたくなりますが、③は全店への一般化を止めています。④の提案には、保管能力と商品特性という条件があります。ウはその条件と検証の必要性を保っています。
アは一部から全店へ範囲を広げ、回数と総費用を同一視しています。イは本文にない配送中止の提案です。エは本文にある事実ですが、全体の要旨には足りません。「本文に書いてある」ことは要旨問題の十分条件ではありません。
同じ文章でも、設問が変われば根拠の範囲が変わる
| 問われたこと | 戻る場所 | 答え方 |
|---|---|---|
| 試行店で生じた問題 | 段落② | 保管場所の不足を抜き出す |
| 全店に一般化できない理由 | 段落③ | 試行対象の偏りと費用項目を確認 |
| 筆者が提案する進め方 | 段落④と③ | 条件別に設計して検証する |
| 全体の要旨 | 四段落の関係 | 改善例と留保を踏まえた提案にする |
表を1行ずつ読む
- 問われたこと
- 試行店で生じた問題
- 戻る場所
- 段落②
- 答え方
- 保管場所の不足を抜き出す
- 問われたこと
- 全店に一般化できない理由
- 戻る場所
- 段落③
- 答え方
- 試行対象の偏りと費用項目を確認
- 問われたこと
- 筆者が提案する進め方
- 戻る場所
- 段落④と③
- 答え方
- 条件別に設計して検証する
- 問われたこと
- 全体の要旨
- 戻る場所
- 四段落の関係
- 答え方
- 改善例と留保を踏まえた提案にする
どんな設問でも結論だけ読めばよいわけではありません。個別の事実を問う設問ではその箇所を正確に照合します。本文全体の主張を問う場合に、局所的な事実だけを選ばないようにします。
時間を使いすぎるときの復習
解き直しでは、各段落を「配送の重複」「試行の利点と問題」「一般化への留保」「条件別設計」のように一行にします。原文にない評価を足していないか確認し、選択肢のどの語が変わったかを示します。
短く読む練習と速く読む練習は同じではありません。まず根拠へ戻れる整理を作り、その後に時間を測ります。読み終わってから選択肢を勘で比較しているなら、最後の二択の比較表へ進んでください。
全体の対策と練習に戻る
分野別の練習順はGMAP-CT対策の総合ガイドへ。
GMAP対策 Web問題集のトップでは、BF・CTの違いと無料体験を選べます。この記事の例題だけで本番得点や合否を判定するものではありません。
次の学習と確認資料
考え方を確認したら、問題・解説の見本、登録不要の無料6問を確認できます。教材条件は料金ページで確認してください。
この記事の図・数値・ケースは編集部独自の学習用です。公式問題や過去問の再現ではなく、出題頻度や合格を保証しません。当サイトは非公式の対策サービスです。
6問・12分で、CTの6領域を体験する
6領域から各1問を解き、正誤・所要時間・解説を確認できます。6問では能力やランクを判定しません。30問・60分の通し模試はCTパックに含まれます。無料お試しは登録不要。希望する方は登録後に結果を保存できます。
有料模試の独自スコアは学習用の参考指標であり、本番の予測点・合否判定ではありません。無料6問では能力判定・推定スコア・ランクは表示しません。
▶ GMAP-CT 無料6問を試す(12分)※本サイトは独立した非公式の試験対策コンテンツであり、株式会社グロービス/GMAPの公式サービスとは関係ありません。試験の形式や出題範囲は実施回・実施企業により異なる場合があります。
