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矛盾して見える事実を説明する推論|GMAP-CTの論証を学ぶ独自例題

満足度は上がったのに、全体の継続率は下がった。二つの事実を消さずに説明するため、集団の構成比と比較条件を図表で確認します。

判断基準 → 実行手順 → 次の一手最終更新 2026/09/22
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満足度は上がったのに、全体の継続率は下がった。二つの事実を消さずに説明するため、集団の構成比と比較条件を図表で確認します。

要点を指し示す女性講師

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満足度は上がったのに、全体の継続率は下がった。二つの事実を消さずに説明するため、集団の構成比と比較条件を図表で確認します。

以下は編集部が作成した架空の学習例です。公式問題・過去問の再現ではなく、この形式の出題や出題頻度を示すものではありません。

矛盾の解消は、片方の事実を否定することではない

「満足度が上がれば継続率も必ず上がる」という前提を、無意識に置いていないでしょうか。満足度と継続率の対象者・測定期間・質問方法が違えば、数値が異なる方向へ動いても論理矛盾にはなりません。まず与えられた二つの事実を、それぞれ主語・指標・期間に分けます。

説明候補は、事実の片方だけと相性がよい情報では足りません。両方が同時に成立する仕組みを示す必要があります。基本の相関と因果と違い、ここでは原因を断定せず、観察を両立させる情報を探します。

独自例題:各コースで改善したのに、全体では低下

ある研修には短期と長期の二コースがあります。継続率は同じ定義・同じ観察期間で測り、下表に全受講者を載せました。各コースの継続率が上がった一方、全体の継続率が下がった理由として適切なのはどれでしょう。

短期:継続者/受講者長期:継続者/受講者
前期18/20人48/80人
今期76/80人13/20人
表を1行ずつ読む
  1. 前期
    短期:継続者/受講者
    18/20人
    長期:継続者/受講者
    48/80人
  2. 今期
    短期:継続者/受講者
    76/80人
    長期:継続者/受講者
    13/20人
候補説明
短期・長期とも継続率が低下した
継続率が高い短期コースの人数比率が上がった
前期と今期で継続率の定義が変わった
提示された表では全体の継続率も上がっている

正解はエ:問題の言い分も計算で確かめる

短期は90%から95%、長期は60%から65%。全体は前期66/100=66%、今期89/100=89%なので、下がったという記述自体が表と一致しません。この例の目的は「矛盾を説明せよ」と言われたら必ず説明を作る、という読み方を止めることです。アは各コースの計算に反し、イは全体を押し上げる方向、ウは同じ定義という条件に反します。

構成を逆にすると、本当に逆転が起こる

次に、前期を短期72/80人・長期12/20人、今期を短期19/20人・長期52/80人と変更します。短期90%→95%、長期60%→65%と各コースは改善しますが、全体84%→71%へ低下します。低継続率の長期コースが20%から80%へ増えたからです。

構成比の逆転:各コース改善でも全体84% → 71%
構成比の逆転:各コース改善でも全体84% → 71%人数構成(横軸:人数/各期100人)前期短期80人長期20人今期短期20人長期80人短期90%→95% / 長期60%→65%全体は人数で重み付けする。単純平均ではない。

編集部独自の学習図。図の条件・数値は本文の架空例に対応しています。狭い画面では図を横にスクロールできます。

全体の率は、二つの率を単純平均した値ではありません。人数を重みにした加重平均です。90%と60%の平均75%を前期の全体とするのは誤りです。

「説明できる」と「本当の原因」を分ける

構成比の変化はこの数表の逆転を算術的に説明します。しかし、なぜ長期コースが増えたのか、その施策は望ましいのかまでは分かりません。また、表がない文章問題で「構成比が変わったかもしれない」と思いついても、事実として書き足してはいけません。選択肢や追加情報に根拠があるかを確認します。

解き直しの三つのチェック

①矛盾に見えた二文をそのまま書く。②分母・期間・集団・指標が同じか確かめる。③説明候補を入れても両方の事実が残るか検算する。単なる計算誤りであれば、無理に心理や施策の効果を持ち出しません。

次は仮説を見分ける検証へ。全体の学び方はGMAP-CT対策に整理しています。

確認資料と学習範囲

概念の確認資料:グロービス:GMAP-CTの測定領域(2026年9月22日確認)。数値・ケース・図解は当編集部の独自作成です。

試験の測定領域はグロービス公式の受験科目案内を確認してください。この記事の細かな題材が公式に指定されている、という意味ではありません。

次の学習と確認資料

加重平均調査の偏り検証の設計

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この記事の図・数値・ケースは編集部独自の学習用です。公式問題や過去問の再現ではなく、出題頻度や合格を保証しません。当サイトは非公式の対策サービスです。

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学習図解ライブラリ:図を保存して復習・勉強会に使う