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NPVは金額、IRRは率で見る指標
NPVは投資による将来のキャッシュフローを割引率で現在へ戻し、初期投資を差し引いた金額です。IRRはNPVをゼロにする割引率です。金額と率という違いがあるため、投資規模の異なる案では順位が一致しない場合があります。
この記事は試験学習用の独自ケースで、実際の投資を勧めるものではありません。基本式は現在価値・NPV・IRRへ。以下では同じリスクで同じ年10%の割引率が適切、1年後の回収のみと仮定します。
独自例:小さい案Aと大きい案B
| 案 | 現在の支出 | 1年後の回収 | IRR |
|---|---|---|---|
| A | 100万円 | 130万円 | 30% |
| B | 1,000万円 | 1,200万円 | 20% |
AのIRRは130÷100−1=30%、Bは1,200÷1,000−1=20%です。IRRだけならAが高い一方、割引率10%でのNPVはAが130÷1.1−100=約18.18万円、Bが1,200÷1.1−1,000=約90.91万円です。
図解:率の順位と金額の順位を別々に見る
横幅はNPV。表示は小数第2位まで。IRRの率はラベルに記載し、別の指標として扱います。
案A:IRR 30%:18.18万円
案B:IRR 20%:90.91万円
IRRはAが高い。NPVはBが大きい。制約と目的を確認
棒はNPVの金額を同じ0〜100万円尺度で比較しています。IRRの30%・20%を同じ棒の長さには使っていません。異なる単位の指標を一つの軸へ置かないことも、グラフを読む際の注意点です。
相互排他的か、両方実行できるかで判断が変わる
一方だけ選べる相互排他的な案で、資金制約がなく、上の仮定で価値の増加額を最大化するならNPVの大きいBを選ぶことになります。独立した案で両方に投資できるなら、NPVが正の両方を実行するという別の判断になります。
予算が100万円ならBはそのまま実行できません。だからといってAを10回繰り返せるとも限らず、分割可能性・繰り返し可能性を勝手に加えないようにします。規模の違いと制約条件を分けて読んでください。
追加投資900万円の価値を検算する
AではなくBを選ぶ差分は、今900万円を追加で支払い、1年後に1,070万円を追加で受け取ることです。差分NPVは1,070÷1.1−900=約72.73万円で、BとAのNPV差に一致します。率の順位だけでは見えない増分の金額を確認できます。
複数年にわたり支出と回収の符号が変わる場合は、IRRが複数になるなど単純な順位づけが難しいこともあります。今回の1年・一回回収の結果を一般化せず、キャッシュフローの時点、符号、対応する割引率を確かめる習慣を付けましょう。
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この記事の図・数値・ケースは編集部独自の学習用です。公式問題や過去問の再現ではなく、出題頻度や合格を保証しません。当サイトは非公式の対策サービスです。
確認資料:OpenStax:IRRと投資規模の比較(2026年9月18日確認)。図解と練習例は当編集部が別途作成しています。
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