GMAP対策Web問題集・模試
GMAP-BF STRATEGY GUIDE攻略ガイド

GMAP-BFの安全性指標|流動比率・当座比率・利払能力を計算する

比率が高ければ安全、と即断しない。架空の卸売会社で在庫の影響と利息負担を計算し、短期の支払能力・資本構成・利益の余力を図解します。

判断基準 → 実行手順 → 次の一手最終更新 2026/10/22
学習ナビゲーター
学習ナビゲーター
今日の学習ゴール

今の課題に合う判断基準を見つけ、次の学習を具体的に決めましょう。

読みたい内容を選ぶ
まず結論

この記事の要点

保存した記事
文字サイズ・保存状態本文の文字(この端末に保存)

保存状態を確認しています…

目次:読みたい項目を選ぶ
全体像・読み進め方を確認する

安全性を、一つの比率だけへ任せない

流動比率は流動資産÷流動負債、当座比率は当座資産÷流動負債で短期の支払いを見る入口です。自己資本比率は総資産に対する自己資本の割合。利払能力は利益等で利息をどれだけ賄えるかを見る別の軸です。貸借対照表の一時点と、期間の利益を混ぜて解釈しません。

業種や季節、会計上の分類、回収・支払いのタイミングによって意味は変わります。特定の率をすべての会社へ合格ラインとして当てはめないでください。

独自ケース:在庫が多い会社の二つの比率

架空の卸売会社で現金100、売掛金200、在庫300、流動負債400とします。金額単位は万円。他の流動資産はなく、当座資産はこの例では現金と売掛金のみです。流動比率は600÷400=150%、当座比率は300÷400=75%です。

在庫を含むかで、短期指標の見え方が変わる

細部は図を左右に動かして確認できます。

在庫を含むかで、短期指標の見え方が変わる。流動比率 150%。当座比率 75%%0100200流動比率150%当座比率75%
図の内容を文章で読む

在庫を含むかで、短期指標の見え方が変わる。流動比率 150%。当座比率 75%

架空の一時点の比率。75%だから直ちに支払不能という判定ではありません。

在庫がすぐ売れ、代金もすぐ回収できるなら支払いを支える可能性があります。一方、滞留在庫や回収困難な売掛金なら帳簿上の資産額だけでは判断できません。

利払能力の分子は、問題文の定義に合わせる

EBIT÷支払利息という定義なら、EBIT120、利息30で4倍です。EBITが60へ下がり利息が同じなら2倍です。日本の経営分析には営業利益に受取利息・配当等を加える定義などもあるため、異なる式の数値をそのまま比較しません。

支払い余力を見る前に、式を明記する
分子を確認

EBIT等、指定された利益

分母を確認

対応する期間の支払利息

現金面も確認

回収時期・返済元本・資金繰り

細部は図を左右に動かして確認できます。

支払い余力を見る前に、式を明記する。分子を確認:EBIT等、指定された利益。分母を確認:対応する期間の支払利息。現金面も確認:回収時期・返済元本・資金繰り分子を確認EBIT等、指定された利益分母を確認対応する期間の支払利息現金面も確認回収時期・返済元本・資金繰り
図の内容を文章で読む

支払い余力を見る前に、式を明記する。分子を確認:EBIT等、指定された利益。分母を確認:対応する期間の支払利息。現金面も確認:回収時期・返済元本・資金繰り

利息を賄う倍率は、元本返済や全支払いの余力を直接示すものではありません。

高い比率でも、改善余地がないとは限らない

現金を過大に保有すれば短期の安全性は高まり得ますが、運用効率の問いが残ります。逆に比率の改善だけを狙って支払いを遅らせれば、取引関係へ悪影響があり得ます。安全性と効率・収益性を一緒に確認します。

資金が拘束される期間はCCC、利益と投下資本の効率はROICツリーへ。

条件を変える:在庫を現金へ替えると指標はどう動くか

本例の在庫300のうち100を原価と同額で現金販売し、他の条件が変わらないとします。現金200、売掛金200、在庫200となり、流動資産合計は600のままです。流動比率は150%で変わらず、当座比率は400÷400=100%へ上がります。資産の合計と構成を分けると理由が説明できます。

ただし値下げ販売なら利益が減り、売掛で売れば回収時期の問題が残ります。帳簿上の当座資産へ移ったことだけで実際の現金が増えたとは言えません。指標の変化から、背後で何の取引が起きたかを確かめます。

自己資本比率も、利益を積み上げて上がる場合と、借入金を返して総資産が減る場合では意味が異なります。比率の向きだけを覚えるより、分子と分母の変化を別々の行へ書いてから判断します。

次の学習と確認資料

経営分析 / 資金回転 / 資本効率

考え方を確認したら、問題・解説の見本、登録不要の無料6問を確認できます。教材条件は料金ページで確認してください。

この記事の図・数値・ケースは編集部独自の学習用です。公式問題や過去問の再現ではなく、出題頻度や合格を保証しません。当サイトは非公式の対策サービスです。

確認資料:OpenStax:財務諸表分析(2026年10月21日確認)。図解と練習例は当編集部が別途作成しています。

無料の6問で、問題と解説を試しましょう

6科目から1問ずつ。会員登録なしで独自問題と解説を体験できます。科目全体の実力や本番スコアを判定するものではありません。続けて学びたい方は、無料登録後に残り16問へ進めます。

▶ 登録不要・無料の6問を始める

※本サイトは独立した非公式の試験対策コンテンツであり、株式会社グロービス/GMAPの公式サービスとは関係ありません。試験の形式や出題範囲は実施回・実施企業により異なる場合があります。

学習図解ライブラリ:図を保存して復習・勉強会に使う

↑