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全体像・読み進め方を確認する
発言の真偽を扱う論理練習を独自例で解説。発言者の性格を推測せず、条件に合う組合せを表で検証する手順を紹介します。
この記事を読む3ステップ
最初に全体像をつかみ、必要なところから読めます。
発言が正しいかを、条件だけから確かめる
真偽を扱う推理では、発言者が信用できそうかどうかを考えません。「正しい発言は一つだけ」など、設問が定めた条件と各発言が一致する組合せを探します。この形式の学習は条件整理の練習であり、GMAPの本番での出題頻度を示すものではありません。
CT全体では他の読み取りや判断も必要です。CTの総合対策と、数学的判断推理の整理法から学習の位置づけを確認してください。
独自例:鍵を持つ人は一人だけ
A・B・Cのうち鍵を持つ人は一人です。Aは「Bが持っている」、Bは「Cが持っている」、Cは「私は持っていない」と発言しました。正しい発言は一つだけだとします。誰が鍵を持つかを、一人ずつ仮定して確かめます。
| 鍵の持ち主の仮定 | Aの発言 | Bの発言 | Cの発言 | 正しい発言数 |
|---|---|---|---|---|
| A | 偽 | 偽 | 真 | 1 |
| B | 真 | 偽 | 真 | 2 |
| C | 偽 | 真 | 偽 | 1 |
表を1行ずつ読む
- 鍵の持ち主の仮定
- A
- Aの発言
- 偽
- Bの発言
- 偽
- Cの発言
- 真
- 正しい発言数
- 1
- 鍵の持ち主の仮定
- B
- Aの発言
- 真
- Bの発言
- 偽
- Cの発言
- 真
- 正しい発言数
- 2
- 鍵の持ち主の仮定
- C
- Aの発言
- 偽
- Bの発言
- 真
- Cの発言
- 偽
- 正しい発言数
- 1
この条件だけではAとCの両方が残り、一人に決まりません。「正しい発言が一つ」という条件から、正解も一人に決まるはずだと思い込まないことが、この例の確認点です。
条件を追加すると結論がどう変わるか
さらに「Bの発言は正しい」と分かれば、Cが鍵を持つ場合に絞れます。一方、「Aの発言は正しくない」だけではAとCが残るので、まだ決まりません。追加条件を見たら、それが候補を本当に減らすのか確認してください。
ある候補と矛盾しないことと、その候補だけが残ることは違います。候補が複数なら情報不足という結論もあり得ます。選択肢に引っ張られて、問題文にない前提を足さないようにしましょう。
表を作るときの四段階
| 段階 | 作業 |
|---|---|
| 1 | 人や物、可能な状態を一覧にする |
| 2 | 各状態を仮定して発言ごとの真偽を付ける |
| 3 | 真の数など、設問条件と照合する |
| 4 | 残った全候補で結論が成立するか確認する |
「少なくとも一つ」と「一つだけ」は違います。また「Aではない」の否定はAである、ですが、「AとBの両方」の否定は両方ではないという意味で、両方とも違うとは限りません。限定語の扱いは論理否定で整理できます。
自分の復習に使う確認問題
上の例で「鍵の持ち主はBではない」という条件だけを追加すると、候補は減るでしょうか。元からAとCしか残っていないため、候補は変わりません。新しい情報に見えても、既に分かっていることの言い換えの場合があります。
正答を覚えるより、各行の真偽を説明し直してみましょう。人と担当の対応が多くなった場合は対応表へ。誤った原因を残すには復習ノートが使えます。
根拠・確認日・この教材の位置づけ
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