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GMAP-CT推論の難問解説|「すべて・一部」と複合条件をつなぐ

六つの規則から必ず存在する対象を導く独自難問。同じ対象を追跡する図解と、誤答肢を崩す具体的な反例で、量化の飛躍を防ぎます。

判断基準 → 実行手順 → 次の一手最終更新 2026/09/21
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六つの規則から必ず存在する対象を導く独自難問。同じ対象を追跡する図解と、誤答肢を崩す具体的な反例で、量化の飛躍を防ぎます。

要点を指し示す女性講師

難しさは計算ではなく、誰について言っているかにある

本記事の「難問」は、複数条件・量化・反例を扱う応用練習という編集上の区分です。受験者による実測難易度や、本番と同等の難易度を示しません。例題は当サイト独自で、公式問題・過去問の再現ではありません。

「すべてのAはB」と「一部のBはC」から、AとCに共通部分があるとは限りません。一方、確実に存在するBかつCの対象を選び、その同じ対象へ別の規則を適用できることはあります。存在する対象を途中で取り替えないことが、この例題の中心です。基本は命題の否定を先に確認してください。

独自難問:審査対象の案件について必ず言えること

案件にはA〜Gという属性があり、一つの案件が複数の属性を持つことがあります。属性を持たないこともあります。対象となる案件全体について、次の六つがすべて真です。「または」は両方を含み、「一部」は少なくとも一件存在するという意味です。

規則内容
すべてのAはBである
BかつCである案件が少なくとも一件ある
CかつDである案件はない
BでありDではない案件は、すべてEである
すべてのEはFまたはGである
GかつCである案件はない

必ず正しいものを一つ選んでください。

選択肢主張
すべてのBはFである
AかつCである案件が少なくとも一件ある
BかつDである案件はない
CかつFである案件が少なくとも一件ある

解く前に:存在が保証された一件に印を付ける

②からBかつCの案件を一件取り、その案件をxと呼びます。xがAかどうかはまだ分かりません。①はAならBという一方向の規則であり、BからAへは戻れないからです。ほかの案件について考える前に、このxだけを追跡します。

同じ案件xを追う:存在 → 属性 → 結論
  1. ②で選ぶxはBかつC(少なくとも一件存在)
  2. ③を適用xはCなのでDではない
  3. ④を適用Bかつ非DなのでxはE
  4. ⑤・⑥を適用FまたはGだが、Cなので非G → F
  5. 存在へ戻すこのxがCかつF。全Bについての結論ではない

矢印は同じxへの規則適用。途中で別の案件へ取り替えない。

正解はエ:同じxに規則を順に適用する

xはCなので③によりDではありません。Bでもあるため④からEです。⑤からFまたはGですが、Cであるxは⑥によりGではありません。したがってFです。最初からCでもあるので、CかつFの案件が少なくとも一件存在すると分かります。

ここでは「BはすべてF」とは述べていません。BかつCという存在条件から出発し、その特定のxについてFを確定しました。結論の量化を「一部」から「すべて」に強めないことが重要です。

ア・イ・ウを、規則に違反しない反例で落とす

案件の例持つ属性持たない属性
xB・C・E・FA・D・G
yB・DA・C・E・F・G
表を1行ずつ読む
  1. 案件の例
    x
    持つ属性
    B・C・E・F
    持たない属性
    A・D・G
  2. 案件の例
    y
    持つ属性
    B・D
    持たない属性
    A・C・E・F・G

xだけが存在する世界でも六規則は成立します。そこにAは一件もないため、イは保証されません。xとyが存在する世界も六規則を満たします。yはBなのにFではないのでアの反例、BかつDでもあるのでウの反例です。

④は「BでありDではない案件」の規則です。DであるyにまでEを要求してはいけません。AやGが一件もない世界でも、AやGについての「すべて」という規則には反しません。規則①だけではAの存在は保証されないからです。

条件を削ると、結論が崩れるか試す

⑥を削った場合、xがB・C・E・Gを持ちFを持たない世界が可能です。⑤の「FまたはG」は満たせるため、Fを確定できなくなります。また②を削ると、案件がBもCも持たない世界が許され、CかつFの存在も保証されません。

この確認は、すべての規則が結論に必要だと証明するものではありません。実際、①はエの導出に使っていません。長い条件文には、結論を直接支えない規則が含まれることもあります。

別問題へ持ち帰る手順

最初に存在が保証された対象を取り、対象を固定したまま規則を適用し、最後に「一部」か「すべて」かを確認します。誤答肢には結論が成り立たない具体例を一つ作り、その例が元の全規則を満たしているか逆向きに点検します。

次は複数発言の整合性で仮定を分ける練習へ。基礎からの学習順はCT対策の全体像に整理しています。

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