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相手の選択ごとに、自分の結果を比べる
本記事は経営の考え方を広げる独自の補助解説です。MBA書籍の収録テーマとGMAPの指定科目は同じではありません。IT・ゲーム理論・交渉を独立したGMAP-BFの試験科目、または必出分野として案内するものではありません。受験案内を優先してください。
ゲーム理論では、参加者、選べる行動、行動の組合せごとの利得を明示します。利得は判断のために置いた効用で、必ずしも売上や現金ではありません。以下は二つの架空チームが一度だけ同時に選び、表の点数を各自が大きくしたいとする学習モデルです。
独自の利得表:共同資料の整備に工数を出すか
| Aの行動\Bの行動 | B:協力 | B:非協力 |
|---|---|---|
| A:協力 | A 4点/B 4点 | A 1点/B 6点 |
| A:非協力 | A 6点/B 1点 | A 2点/B 2点 |
両者が協力すれば資料が整い、それぞれ4点。一方だけが協力すると、協力した側は負担が重く1点、しなかった側は成果を利用して6点。両者が協力しないと、それぞれ2点と仮定します。職場の人間性を数値評価するための表ではありません。
図解:相手を固定して、自分だけを変える
本文の独自利得表に対応。点は仮定した効用で、実在チームの評価ではありません。
- Bが協力A:協力4点 < 非協力6点
- Bが非協力A:協力1点 < 非協力2点
- Bも同じ比較両者非協力:各2点。自分だけ変えると1点
均衡の各2点と、両者協力の各4点は違う
Bが協力するとき、Aは協力の4点より非協力の6点が高い。Bが非協力のときも、Aは協力の1点より非協力の2点が高い。この表では非協力がAの厳密な支配戦略です。Bについても同じ比較ができます。
二人が非協力を選んだ状態では、相手の行動を固定したまま自分だけ協力へ変えると2点から1点に下がります。この意味で、非協力・非協力はナッシュ均衡です。相手が変わらない条件で、一人だけ変更して得をする余地がない組合せを探します。
均衡は、全員にとって最善という意味ではない
両者協力なら各4点で、両者非協力の各2点より双方に有利です。それでも一度の同時選択という仮定では、各自の誘因が協力から離れる方向に働きます。これが囚人のジレンマ型の構造です。表全体で大きい数字だけを選ぶのではなく、誰が何を変更できるかを見ます。
支配戦略がないゲームにも均衡はあり得ます。また均衡が複数ある場合や、確率を使う混合戦略を考える場合があります。すべての表が今回と同じ答えになるわけではありません。
条件を変えるなら、結果も計算し直す
例えば、一方だけ非協力のときに非協力側が得る点を6から3へ変えると、相手が協力なら自分も協力した4点の方が高くなります。一方、相手が非協力なら自分も非協力の2点が1点より高いままです。この変更後は協力・協力と非協力・非協力の二つが純粋戦略の均衡になります。
繰り返し、観察できる情報、約束を実行させる仕組みなどが変われば分析も変わります。「話し合えば必ず協力する」「繰り返せば必ず解決する」とはせず、変更後の利得と条件を確かめてください。これは協調を考える模型で、競合企業間の価格合意を勧めるものではありません。
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この記事の図・数値・ケースは編集部独自の学習用です。公式問題や過去問の再現ではなく、出題頻度や合格を保証しません。当サイトは非公式の対策サービスです。
確認資料:OpenStax:ゲーム理論と囚人のジレンマ(2026年9月18日確認)。図解と練習例は当編集部が別途作成しています。
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