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会計・ファイナンスが苦手な人の対策手順

数字が苦手でも大丈夫。この2科目はむしろ範囲が狭く、短期で仕上がります。

判断基準 → 実行手順 → 次の一手最終更新 2026/08/27
COACH'S NOTE

数字が苦手でも、全部を捨てる必要はありません。

学習の難所を乗り切るよう励ます女性講師
3-MINUTE MAP

この記事を読む3ステップ

最初に全体像をつかみ、必要なところから読めます。

苦手意識で後回しにするのが、いちばん損

会計・ファイナンスは「難しそう」という理由で後回しにされがちです。しかし実際は、6科目の中で最も範囲が狭く、短期で仕上がる科目です。

「知らない」から取れないのであって、「難しい」から取れないのではありません。この2科目は、やった分がいちばん素直に返ってきます。

手順1:覚える公式を10個に絞る

会計の教科書を最初から読むと、必ず途中で挫折します。試験に出るものだけに絞ってください。

必要なのは頻出公式一覧にある10個です。それ以外は、出たら捨てるという判断で構いません。4択なので捨てても25%は当たります。

手順2:式ではなく「意味」で覚える

式を丸暗記すると、少し形を変えられただけで対応できなくなります。言葉で説明できる状態を目指してください。

公式言葉にすると
損益分岐点=固定費÷限界利益率固定費を、1円売るごとに残る割合で割れば、必要な売上が出る
ROE=純利益÷自己資本株主が出したお金で、どれだけ利益を作れたか
流動比率=流動資産÷流動負債1年以内に払うお金を、1年以内に入るお金で賄えるか
現在価値=将来価値÷(1+r)^n将来のお金を、今の価値に割り引く
NPV=CFの現在価値合計−初期投資投資して、結局いくら増えるのか

この「言葉にすると」の欄が言えれば、計算問題も知識問題も両方取れます。

手順3:拾える問題に集中する

会計・ファイナンスの20問すべてを取ろうとしないでください。確実に取れる問題を落とさないほうが、スコアへの効き方が大きくなります。

拾いやすい問題の型

深追いしなくていい問題

計算問題は各科目に数問しかありません。残りは知識問題です。計算が苦手でも、知識問題を確実に取れば平均以上は十分に届きます。

つまずきやすい5つの概念と、その乗り越え方

① 限界利益と粗利益の違い

限界利益は売上−変動費。粗利益(売上総利益)は売上−売上原価です。売上原価には固定費的なものも含まれるため、両者は一致しません。

② 利益とキャッシュが違う理由

減価償却費は費用として利益を減らしますが、現金は出ていきません。だからキャッシュフローを求めるときは足し戻します。ここが「利益が出ているのに現金がない」の正体です。

③ 割引率とは何か

「将来のお金を今の価値に直すときの率」です。リスクが高い投資ほど高い割引率を使い、その結果、現在価値は小さくなります。

④ 自己資本と純資産

実務上はほぼ同義として扱われます。試験では「株主が出したお金と、これまでの利益の蓄積」と理解しておけば足ります。

⑤ 負債は悪ではない

支払利息は損金になるため節税効果があります。適度な負債はWACCを下げ、企業価値を高めます。「無借金経営が常に最善」という選択肢は誤りです。

1週間で平均まで持っていく進め方

やること
1日目公式10個を「言葉にすると」の形で書き出す
2〜3日目企業会計の問題を解く。間違えたら公式の意味に戻る
4〜5日目ファイナンスの問題を解く。現在価値の考え方を繰り返す
6日目間違えた問題だけを解き直す
7日目時間を計って通しで解く

この1週間で、何も知らない状態から平均前後までは十分に届きます。範囲が狭い科目だからこそ可能な速度です。

よくある質問

簿記の知識は必要ですか?

不要です。仕訳は出題されません。財務諸表を読んで指標の意味が分かれば足ります。

数学が苦手でも大丈夫ですか?

四則演算ができれば対応できます。使うのは掛け算と割り算が中心で、選択肢が離れていれば概算でも判断できます。

どちらから手を付けるべきですか?

企業会計からです。財務三表という具体物があるぶん理解しやすく、ファイナンスの前提にもなります。

この2科目で、いま何点取れるか

本番形式の無料模試には企業会計・ファイナンスの問題も含まれます。苦手意識と実際の正答率は、たいていずれています。

▶ 無料模試で現在地を測る

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