最初に押さえる結論
PER・PBR・EPS、家族写真ですか?
「利益の分配」は一般的な言葉。「利益の処分」は純利益の中から配当や内部留保(積立)への割り振りを決める手続きであり正解。「損益の振替」は決算時の処理。「資本の蓄積」は結果としての状態。株主還元策として配当性向などが注目される段階です。
最初の判断軸:利益は「誰のものか」を最終的に確定させる、年度末の重要な意思決定です。
株式指標の全体像
株式指標は、用語だけを暗記するより「何を判断するための概念か」を押さえると、初見の選択肢にも対応できます。
- 要点:利益は「誰のものか」を最終的に確定させる、年度末の重要な意思決定です。
- 要点:PERは「期待値」の指標であり、業界平均と比較して投資判断に用いられます。
- 要点:ROEを上げることは、資本コストを意識した経営(株主価値経営)の基本です。
- 要点:IRでは、数字の裏にある「戦略のストーリー」を伝えることが求められます。
- 要点:ROICが資本コスト(WACC)を上回っていることが、価値創造の条件となります。
試験で狙われる論点
同じテーマでも、定義・適用場面・似た概念との比較という別の角度から問われます。次の表で、正答につながる核を先に確認してください。
| 出題の焦点 | 正解の核 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 株主総会で承認された配当金の支払いや、利益の使い道を決定することを会計用語で何と呼ぶか。 | 利益の処分 | 利益は「誰のものか」を最終的に確定させる、年度末の重要な意思決定です。 |
| 財務分析の指標において、株価を1株当たり純利益(EPS)で割ることで、株価が利益の何倍まで買われているかを示す指標はどれか。 | PER(株価収益率) | PERは「期待値」の指標であり、業界平均と比較して投資判断に用いられます。 |
| 収益性分析において、株主が出資したお金(自己資本)を使って、どれだけの純利益を上げたかを示す、株主が最も重視する指標はどれか… | ROE | ROEを上げることは、資本コストを意識した経営(株主価値経営)の基本です。 |
| 決算短信や有価証券報告書を公表するだけでなく、経営者が直接投資家に対して説明を行い、対話を図る活動を何と呼ぶか。 | IR(インベスター・リレーションズ) | IRでは、数字の裏にある「戦略のストーリー」を伝えることが求められます。 |
選択肢で迷ったときの切り方
代表問題の正解は「利益の処分」です。正答語だけでなく、問題文のどの条件と結びつくかを説明できる状態にします。
一緒に並びやすい語
- 利益の分配:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- 損益の振替:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- 資本の蓄積:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
選択肢を見てから思い出すのではなく、問題文を読んだ時点で答えの方向を予測すると迷いが減ります。
3分で復習する手順
- 「株式指標は何を判断する概念か」を、資料を閉じて一文で言う
- 代表語「利益の処分」と、似た3語の違いを口に出す
- 下の3問を解き、不正解なら解説を読んだ直後にもう一度答える
正解数より、誤った選択肢をなぜ切れるかが重要です。3問とも理由を説明できれば、このテーマは一度完成です。
よくある質問
株式指標は用語だけ覚えれば十分ですか?
不十分です。GMAP-BFでは定義の言い換えや適用場面が問われるため、何を判断する概念かと、似た用語との境界をセットで覚えてください。
復習はどこまでやればよいですか?
記事末尾の3問を、正答だけでなく残りの選択肢が誤りである理由まで説明できれば、次のテーマへ進んで構いません。
株式指標で押さえる3ポイント
この記事で扱う判断ポイントを先に整理し、本文と3問演習で確かめます。
- 01利益の処分
「利益の分配」は一般的な言葉。「利益の処分」は純利益の中から配当や内部留保(積立)への割り振りを決める手続きであり正解。「損益の振替」は決算時の処理。「資本の蓄積…
本文へ ↑ - 02PER(株価収益率)
「PBR(株価純資産倍率)」は純資産に対する倍率。「PER(株価収益率)」は「Price Earnings Ratio」の略で、株式の割安・割高を判断する最も代表…
本文へ ↑ - 03ROE
「ROA」は総資産利益率。「ROE」は「純利益 ÷ 自己資本」で、株主の投資効率を直接的に表すため正解。「ROS」は売上高純利益率。「EPS」は1株当たり利益。グ…
本文へ ↑
↑ 気になった項目を押すと、本文の解説へ戻れます
この単元、いま何問解けますか
登録なしで、その場で解けます。読んで分かったつもりでも、4択になると迷うのがこの単元です。
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第1問/全3問 株主総会で承認された配当金の支払いや、利益の使い道を決定することを会計用語で何と呼ぶか。
「利益の分配」は一般的な言葉。「利益の処分」は純利益の中から配当や内部留保(積立)への割り振りを決める手続きであり正解。「損益の振替」は決算時の処理。「資本の蓄積」は結果としての状態。株主還元策として配当性向などが注目される段階です。
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第2問/全3問 財務分析の指標において、株価を1株当たり純利益(EPS)で割ることで、株価が利益の何倍まで買われているかを示す指標はどれか。
「PBR(株価純資産倍率)」は純資産に対する倍率。「PER(株価収益率)」は「Price Earnings Ratio」の略で、株式の割安・割高を判断する最も代表的な指標であり正解。「ROE(自己資本利益率)」は収益性。「配当利回り」は投資に対する配当の割合。成長期待が高い企業ほどPERは高くなる傾向があります。
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第3問/全3問 収益性分析において、株主が出資したお金(自己資本)を使って、どれだけの純利益を上げたかを示す、株主が最も重視する指標はどれか。
「ROA」は総資産利益率。「ROE」は「純利益 ÷ 自己資本」で、株主の投資効率を直接的に表すため正解。「ROS」は売上高純利益率。「EPS」は1株当たり利益。グローバルな投資尺度として最も注目される指標の一つです。
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