GMAP-BF UNIT DICTIONARY単元辞典

IR・財務戦略とは|意味と選択肢の見分け方

「良い会社です。誰にも伝わってません。」——そんな混乱を、試験で正解を選べるところまで丁寧にほどきます。

要点 → 比較 → 3問最終更新 2026/08/30

最初に押さえる結論

良い会社です。誰にも伝わってません。

「IRR」は利回り。「NPV」は「Net Present Value」の略で、この値がプラス(NPV > 0)であれば有利な投資と判断されるため正解。「ROI」は利益率。「ペイバック」は回収期間。NPV法は理論的に最も優れた投資評価手法とされています。

最初の判断軸:「1円でもプラスなら投資すべき」というのがNPV法の基本的なルールです。

IR・財務戦略の全体像

IR・財務戦略は、用語だけを暗記するより「何を判断するための概念か」を押さえると、初見の選択肢にも対応できます。

試験で狙われる論点

同じテーマでも、定義・適用場面・似た概念との比較という別の角度から問われます。次の表で、正答につながる核を先に確認してください。

出題の焦点正解の核見分け方
投資の意思決定において、将来のキャッシュフローの現在価値の合計から、初期投資額を差し引いた「正味」の価値を何と呼ぶか。NPV「1円でもプラスなら投資すべき」というのがNPV法の基本的なルールです。
モジリアニ=ミラー(MM)の第一命題が主張する、完全市場における資本構成と企業価値の関係はどれか。資本構成(借金と資本の割合)を変えても、企業価値は変化しない。MM命題は「なぜ現実では資本構成が重要なのか」を逆説的に考えるための出発点です。
配当政策における「シグナリング効果」を説明する内容として、最も適切なものはどれか。配当額の変更が、経営者の将来の見通しを市場に伝える「合図」になること。経営成績が悪くないのに「万が一に備えて」と減配すると、市場から過度にネガティブに反応される恐れがあります。
ワーキング・キャピタル(運転資本)の増減(△WC)がFCFに与える影響について、適切な内容はどれか。棚卸資産(在庫)が増加すると、FCFは減少する。「効率的な在庫・債権管理」は、企業価値の向上に直結する財務戦略です。

選択肢で迷ったときの切り方

代表問題の正解は「NPV」です。正答語だけでなく、問題文のどの条件と結びつくかを説明できる状態にします。

一緒に並びやすい語

選択肢を見てから思い出すのではなく、問題文を読んだ時点で答えの方向を予測すると迷いが減ります。

3分で復習する手順

  1. 「IR・財務戦略は何を判断する概念か」を、資料を閉じて一文で言う
  2. 代表語「NPV」と、似た3語の違いを口に出す
  3. 下の3問を解き、不正解なら解説を読んだ直後にもう一度答える

正解数より、誤った選択肢をなぜ切れるかが重要です。3問とも理由を説明できれば、このテーマは一度完成です。

よくある質問

IR・財務戦略は用語だけ覚えれば十分ですか?

不十分です。GMAP-BFでは定義の言い換えや適用場面が問われるため、何を判断する概念かと、似た用語との境界をセットで覚えてください。

復習はどこまでやればよいですか?

記事末尾の3問を、正答だけでなく残りの選択肢が誤りである理由まで説明できれば、次のテーマへ進んで構いません。

REVIEW MAP

IR・財務戦略で押さえる3ポイント

この記事で扱う判断ポイントを先に整理し、本文と3問演習で確かめます。

重要ポイントを解説する女性講師
  1. 01
    NPV

    「IRR」は利回り。「NPV」は「Net Present Value」の略で、この値がプラス(NPV > 0)であれば有利な投資と判断されるため正解。「ROI」は…

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  2. 02
    資本構成(借金と資本の割合)を変えても、企業価値は変化しない。

    「負債比率を高めるほど、企業価値は…」と「自己資本比率を100%にすること…」は特定の条件(税金等)がある場合の話。「資本構成(借金と資本の割合)を変…」は「情報…

    本文へ ↑
  3. 03
    配当額の変更が、経営者の将来の見通しを市場に伝える「合図」になること。

    「配当額の変更が、経営者の将来の見…」は情報の非対称性を背景に、増配=「将来に自信がある」、減配=「先行きが不安」と投資家に解釈され株価に影響を与える現象を指し正…

    本文へ ↑

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この単元、いま何問解けますか

登録なしで、その場で解けます。読んで分かったつもりでも、4択になると迷うのがこの単元です。

  1. 第1問/全3問 投資の意思決定において、将来のキャッシュフローの現在価値の合計から、初期投資額を差し引いた「正味」の価値を何と呼ぶか。

  2. 第2問/全3問 モジリアニ=ミラー(MM)の第一命題が主張する、完全市場における資本構成と企業価値の関係はどれか。

  3. 第3問/全3問 配当政策における「シグナリング効果」を説明する内容として、最も適切なものはどれか。

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