最初に押さえる結論
買収額、愛だけで決めるな。
「アクティブ運用」は市場を超える利益を狙う攻撃的な運用。「パッシブ運用」は市場が効率的であることを前提に、低コストで平均値を狙う手法であり正解。「裁定取引」は価格差の解消。「ヘッジファンド運用」は絶対収益追求。効率的市場仮説に基づけば、長期的にはパッシブ運用が合理的とされます。
最初の判断軸:プロの運用者であっても、長期でインデックス(パッシブ)を上回り続けるのは非常に困難です。
M&A・企業再編・ファンドの全体像
M&A・企業再編・ファンドは、用語だけを暗記するより「何を判断するための概念か」を押さえると、初見の選択肢にも対応できます。
- 要点:プロの運用者であっても、長期でインデックス(パッシブ)を上回り続けるのは非常に困難です。
- 要点:ポイズン・ピルは、発動させることが目的ではなく、買収を「断念させる」抑止力です。
- 要点:文字通り、王冠(企業)から宝石(価値ある事業)をもぎ取ってしまう極端な手法です。
- 要点:「悪いヤツ」から守ってくれる「良いヤツ」として例えられています。
- 要点:再生ファンドは「B/Sの圧縮」と「P/Lの改善」の両方を強力に推進します。
試験で狙われる論点
同じテーマでも、定義・適用場面・似た概念との比較という別の角度から問われます。次の表で、正答につながる核を先に確認してください。
| 出題の焦点 | 正解の核 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 市場平均並みの利益を目指し、特定の指数(TOPIXなど)に連動するように運用する手法を何と呼ぶか。 | パッシブ運用 | プロの運用者であっても、長期でインデックス(パッシブ)を上回り続けるのは非常に困難です。 |
| 敵対的買収への対抗策として、既存株主にあらかじめ新株予約権を付与し、買収者の議決権割合を薄める手法を何と呼ぶか。 | ポイズン・ピル | ポイズン・ピルは、発動させることが目的ではなく、買収を「断念させる」抑止力です。 |
| 企業買収防衛策の一つで、買収者が最も欲しがっている価値ある資産や事業部門を、先んじて売却してしまう手法を何と呼ぶか。 | クラウン・ジュウェル | 文字通り、王冠(企業)から宝石(価値ある事業)をもぎ取ってしまう極端な手法です。 |
| 敵対的な買収を仕掛けられた企業が、自らの意思に沿った別の「友好的な買収者」を探し、そちらに買収してもらうことで身を守る手法は… | ホワイト・ナイト | 「悪いヤツ」から守ってくれる「良いヤツ」として例えられています。 |
選択肢で迷ったときの切り方
代表問題の正解は「パッシブ運用」です。正答語だけでなく、問題文のどの条件と結びつくかを説明できる状態にします。
一緒に並びやすい語
- アクティブ運用:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- ヘッジファンド運用:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- 裁定取引:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
選択肢を見てから思い出すのではなく、問題文を読んだ時点で答えの方向を予測すると迷いが減ります。
3分で復習する手順
- 「M&A・企業再編・ファンドは何を判断する概念か」を、資料を閉じて一文で言う
- 代表語「パッシブ運用」と、似た3語の違いを口に出す
- 下の3問を解き、不正解なら解説を読んだ直後にもう一度答える
正解数より、誤った選択肢をなぜ切れるかが重要です。3問とも理由を説明できれば、このテーマは一度完成です。
よくある質問
M&A・企業再編・ファンドは用語だけ覚えれば十分ですか?
不十分です。GMAP-BFでは定義の言い換えや適用場面が問われるため、何を判断する概念かと、似た用語との境界をセットで覚えてください。
復習はどこまでやればよいですか?
記事末尾の3問を、正答だけでなく残りの選択肢が誤りである理由まで説明できれば、次のテーマへ進んで構いません。
M&A・企業再編・ファンドで押さえる3ポイント
この記事で扱う判断ポイントを先に整理し、本文と3問演習で確かめます。
- 01パッシブ運用
「アクティブ運用」は市場を超える利益を狙う攻撃的な運用。「パッシブ運用」は市場が効率的であることを前提に、低コストで平均値を狙う手法であり正解。「裁定取引」は価格…
本文へ ↑ - 02ポイズン・ピル
「クラウン・ジュウェル」は焦土作戦。「ポイズン・ピル」は買収者が現れた際に新株を安く発行し、買収コストを劇的に押し上げる防衛策であり正解。「ゴールデン・パラシュー…
本文へ ↑ - 03クラウン・ジュウェル
「ホワイト・ナイト」は友好的買収者。「クラウン・ジュウェル」は「宝石」である重要事業を手放して企業の魅力をなくす防衛策であり正解。「スタッカード・ボード」は役員任…
本文へ ↑
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この単元、いま何問解けますか
登録なしで、その場で解けます。読んで分かったつもりでも、4択になると迷うのがこの単元です。
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第1問/全3問 市場平均並みの利益を目指し、特定の指数(TOPIXなど)に連動するように運用する手法を何と呼ぶか。
「アクティブ運用」は市場を超える利益を狙う攻撃的な運用。「パッシブ運用」は市場が効率的であることを前提に、低コストで平均値を狙う手法であり正解。「裁定取引」は価格差の解消。「ヘッジファンド運用」は絶対収益追求。効率的市場仮説に基づけば、長期的にはパッシブ運用が合理的とされます。
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第2問/全3問 敵対的買収への対抗策として、既存株主にあらかじめ新株予約権を付与し、買収者の議決権割合を薄める手法を何と呼ぶか。
「クラウン・ジュウェル」は焦土作戦。「ポイズン・ピル」は買収者が現れた際に新株を安く発行し、買収コストを劇的に押し上げる防衛策であり正解。「ゴールデン・パラシュート」は退職金増額。「ホワイト・ナイト」は友好的な救済者。ただし、過度な防衛は経営陣の保身とみなされ、株主価値を損なう恐れがあります。
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第3問/全3問 企業買収防衛策の一つで、買収者が最も欲しがっている価値ある資産や事業部門を、先んじて売却してしまう手法を何と呼ぶか。
「ホワイト・ナイト」は友好的買収者。「クラウン・ジュウェル」は「宝石」である重要事業を手放して企業の魅力をなくす防衛策であり正解。「スタッカード・ボード」は役員任期の分散。「パックマン・ディフェンス」は逆買収。自らの価値を削るため「焦土戦略」とも呼ばれ、株主の不利益を招くリスクが極めて高い手法です。
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