最初に押さえる結論
うちは何屋? 社長、急に黙る。
「全社戦略」は全社的な視点でドメインや資源配分、シナジーを決定する最上位の戦略であり正解。「事業戦略」は特定市場での競争を分析する段階であり誤り。「機能戦略」と「営業戦略」は事業戦略を具体化する各機能の施策であり誤り。
最初の判断軸:全社・事業・機能の3つの階層における役割の違いと、それぞれの整合性が重要です。
ドメイン・全社戦略の全体像
ドメイン・全社戦略は、用語だけを暗記するより「何を判断するための概念か」を押さえると、初見の選択肢にも対応できます。
- 要点:全社・事業・機能の3つの階層における役割の違いと、それぞれの整合性が重要です。
- 要点:「模倣・移転・代替」の可能性は低いほど、「希少性・耐久性」は高いほど優位性が強まります。
- 要点:PPMは、資金を生み出す事業と投資が必要な事業を区分し、資源配分を最適化するツールです。
- 要点:ドメインは製品軸だけでなく、市場ニーズやコア・コンピタンスを軸に定めることもあります。
- 要点:経営理念は「普遍的」、ビジョンは「ある時点までの到達点」という時間軸の違いがポイントです。
試験で狙われる論点
同じテーマでも、定義・適用場面・似た概念との比較という別の角度から問われます。次の表で、正答につながる核を先に確認してください。
| 出題の焦点 | 正解の核 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 多角化企業において、どの事業領域(ドメイン)で戦い、全社最適の視点で経営資源を配分することを決定する戦略レベルはどれか。 | 全社戦略 | 全社・事業・機能の3つの階層における役割の違いと、それぞれの整合性が重要です。 |
| コア・コンピタンスを見極める際、他社が簡単に真似をしたり、代替品を見つけることが難しいことを示す条件として適切なものはどれか… | 模倣可能性が低い | 「模倣・移転・代替」の可能性は低いほど、「希少性・耐久性」は高いほど優位性が強まります。 |
| BCGのPPMにおいて、市場成長率は高いが相対シェアが低く、集中投資してシェア拡大を狙うか、あるいは撤退かを判断すべき象限は… | 問題児 | PPMは、資金を生み出す事業と投資が必要な事業を区分し、資源配分を最適化するツールです。 |
| 全社戦略の構成要素の一つで、組織活動の指針として「戦う場所」を決めると同時に「戦わない場所」を明らかにすることを何と呼ぶか。 | ドメイン | ドメインは製品軸だけでなく、市場ニーズやコア・コンピタンスを軸に定めることもあります。 |
選択肢で迷ったときの切り方
代表問題の正解は「全社戦略」です。正答語だけでなく、問題文のどの条件と結びつくかを説明できる状態にします。
一緒に並びやすい語
- 事業戦略:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- 機能戦略:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- 営業戦略:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
選択肢を見てから思い出すのではなく、問題文を読んだ時点で答えの方向を予測すると迷いが減ります。
3分で復習する手順
- 「ドメイン・全社戦略は何を判断する概念か」を、資料を閉じて一文で言う
- 代表語「全社戦略」と、似た3語の違いを口に出す
- 下の3問を解き、不正解なら解説を読んだ直後にもう一度答える
正解数より、誤った選択肢をなぜ切れるかが重要です。3問とも理由を説明できれば、このテーマは一度完成です。
よくある質問
ドメイン・全社戦略は用語だけ覚えれば十分ですか?
不十分です。GMAP-BFでは定義の言い換えや適用場面が問われるため、何を判断する概念かと、似た用語との境界をセットで覚えてください。
復習はどこまでやればよいですか?
記事末尾の3問を、正答だけでなく残りの選択肢が誤りである理由まで説明できれば、次のテーマへ進んで構いません。
ドメイン・全社戦略で押さえる3ポイント
この記事で扱う判断ポイントを先に整理し、本文と3問演習で確かめます。
- 01全社戦略
「全社戦略」は全社的な視点でドメインや資源配分、シナジーを決定する最上位の戦略であり正解。「事業戦略」は特定市場での競争を分析する段階であり誤り。「機能戦略」と「…
本文へ ↑ - 02模倣可能性が低い
「移転可能性が高い」は資源が他社に移りやすく優位性が持続しないため誤り。「模倣可能性が低い」は他社が真似しにくい状態(模倣困難性)を指し、競争優位が持続する重要な…
本文へ ↑ - 03問題児
「花形事業」は成長率・シェア共に高い象限。「金のなる木」は成長率は低いがシェアが高く収益源となる象限。「問題児」はシェア拡大のために巨額投資が必要な成長段階の事業…
本文へ ↑
↑ 気になった項目を押すと、本文の解説へ戻れます
この単元、いま何問解けますか
登録なしで、その場で解けます。読んで分かったつもりでも、4択になると迷うのがこの単元です。
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第1問/全3問 多角化企業において、どの事業領域(ドメイン)で戦い、全社最適の視点で経営資源を配分することを決定する戦略レベルはどれか。
「全社戦略」は全社的な視点でドメインや資源配分、シナジーを決定する最上位の戦略であり正解。「事業戦略」は特定市場での競争を分析する段階であり誤り。「機能戦略」と「営業戦略」は事業戦略を具体化する各機能の施策であり誤り。
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第2問/全3問 コア・コンピタンスを見極める際、他社が簡単に真似をしたり、代替品を見つけることが難しいことを示す条件として適切なものはどれか。
「移転可能性が高い」は資源が他社に移りやすく優位性が持続しないため誤り。「模倣可能性が低い」は他社が真似しにくい状態(模倣困難性)を指し、競争優位が持続する重要な条件であるため正解。「耐久性が低い」と「希少性が低い」は価値が長続きせず入手しやすいため基準として不適切。
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第3問/全3問 BCGのPPMにおいて、市場成長率は高いが相対シェアが低く、集中投資してシェア拡大を狙うか、あるいは撤退かを判断すべき象限はどれか。
「花形事業」は成長率・シェア共に高い象限。「金のなる木」は成長率は低いがシェアが高く収益源となる象限。「問題児」はシェア拡大のために巨額投資が必要な成長段階の事業であり正解。「負け犬」は成長率・シェア共に低く、撤退を検討すべき象限である。
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