最初に押さえる結論
権利は買う。義務は選べる。ややこしい。
「コール・オプション」は「買う権利」。「プット・オプション」は価格が下落した際でも行使価格で高く売ることができる権利であり正解。「先物取引」は売買の「義務」がある。「スワップ取引」はキャッシュフローの交換。オプションの最大の特徴は「権利を行使する義務はない(放棄できる)」点にあります。
最初の判断軸:「買う権利」がコール、「売る権利」がプットと対比して覚えましょう。
デリバティブ・オプションの全体像
デリバティブ・オプションは、用語だけを暗記するより「何を判断するための概念か」を押さえると、初見の選択肢にも対応できます。
- 要点:「買う権利」がコール、「売る権利」がプットと対比して覚えましょう。
- 要点:プレミアムは、将来の価格変動(ボラティリティ)が大きいほど高くなります。
- 要点:「嵐の予感がする」時ほど、保険料(オプション価格)は高くなるイメージです。
- 要点:「ダメなら辞めた」と言えるのが、オプションの買い手の特権です。
- 要点:「自分がオーナーであるかのように」働かせるための強力な仕掛けです。
試験で狙われる論点
同じテーマでも、定義・適用場面・似た概念との比較という別の角度から問われます。次の表で、正答につながる核を先に確認してください。
| 出題の焦点 | 正解の核 | 見分け方 |
|---|---|---|
| オプション取引において、特定の資産を将来の定められた価格で「売る権利」を何と呼ぶか。 | プット・オプション | 「買う権利」がコール、「売る権利」がプットと対比して覚えましょう。 |
| オプションの買い手が、契約時に売り手に対して支払う「保険料」のような対価を何と呼ぶか。 | プレミアム | プレミアムは、将来の価格変動(ボラティリティ)が大きいほど高くなります。 |
| オプション価格を算出する「ブラック=ショールズ式」において、値が大きくなるほどオプション価格(プレミアム)を押し上げる要因は… | 対象資産の変動率(ボラティリティ)の上昇 | 「嵐の予感がする」時ほど、保険料(オプション価格)は高くなるイメージです。 |
| コール・オプションの「ペイオフ・ダイアグラム(利得図)」において、資産価格が行使価格を下回っている場合の利得(C)はどうなる… | 利得は常に「0」で固定される(権利を放棄するため)。 | 「ダメなら辞めた」と言えるのが、オプションの買い手の特権です。 |
選択肢で迷ったときの切り方
代表問題の正解は「プット・オプション」です。正答語だけでなく、問題文のどの条件と結びつくかを説明できる状態にします。
一緒に並びやすい語
- コール・オプション:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- 先物取引:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- スワップ取引:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
選択肢を見てから思い出すのではなく、問題文を読んだ時点で答えの方向を予測すると迷いが減ります。
3分で復習する手順
- 「デリバティブ・オプションは何を判断する概念か」を、資料を閉じて一文で言う
- 代表語「プット・オプション」と、似た3語の違いを口に出す
- 下の3問を解き、不正解なら解説を読んだ直後にもう一度答える
正解数より、誤った選択肢をなぜ切れるかが重要です。3問とも理由を説明できれば、このテーマは一度完成です。
よくある質問
デリバティブ・オプションは用語だけ覚えれば十分ですか?
不十分です。GMAP-BFでは定義の言い換えや適用場面が問われるため、何を判断する概念かと、似た用語との境界をセットで覚えてください。
復習はどこまでやればよいですか?
記事末尾の3問を、正答だけでなく残りの選択肢が誤りである理由まで説明できれば、次のテーマへ進んで構いません。
デリバティブ・オプションで押さえる3ポイント
この記事で扱う判断ポイントを先に整理し、本文と3問演習で確かめます。
- 01プット・オプション
「コール・オプション」は「買う権利」。「プット・オプション」は価格が下落した際でも行使価格で高く売ることができる権利であり正解。「先物取引」は売買の「義務」がある…
本文へ ↑ - 02プレミアム
「マージン」は利益幅。「プレミアム」はリスクを売り手に肩代わりしてもらうためのコストであり正解。「クーポン」は債券の利息。「スプレッド」は価格差。買い手はプレミア…
本文へ ↑ - 03対象資産の変動率(ボラティリティ)の上昇
「権利行使価格の低下(原資産価格と…」はコールの場合は逆(安い方が得)。「満期までの残存期間の短縮(時間的…」は時間が長いほどチャンスが多いため価格は上がる。「対…
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この単元、いま何問解けますか
登録なしで、その場で解けます。読んで分かったつもりでも、4択になると迷うのがこの単元です。
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第1問/全3問 オプション取引において、特定の資産を将来の定められた価格で「売る権利」を何と呼ぶか。
「コール・オプション」は「買う権利」。「プット・オプション」は価格が下落した際でも行使価格で高く売ることができる権利であり正解。「先物取引」は売買の「義務」がある。「スワップ取引」はキャッシュフローの交換。オプションの最大の特徴は「権利を行使する義務はない(放棄できる)」点にあります。
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第2問/全3問 オプションの買い手が、契約時に売り手に対して支払う「保険料」のような対価を何と呼ぶか。
「マージン」は利益幅。「プレミアム」はリスクを売り手に肩代わりしてもらうためのコストであり正解。「クーポン」は債券の利息。「スプレッド」は価格差。買い手はプレミアム分を損しますが、それ以上の損失(資産価格の暴落等)から身を守ることができます。
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第3問/全3問 オプション価格を算出する「ブラック=ショールズ式」において、値が大きくなるほどオプション価格(プレミアム)を押し上げる要因はどれか。
「権利行使価格の低下(原資産価格と…」はコールの場合は逆(安い方が得)。「満期までの残存期間の短縮(時間的…」は時間が長いほどチャンスが多いため価格は上がる。「対象資産の変動率(ボラティリティ…」は価格が大きく揺れるほど買い手の大儲けの可能性が増す(損は限定的)ため、価格が高くなる要因であり正解。「市場金利の低下(割引率の低下によ…」は正の相関。ボラティリティこそがオプション価値の源泉です。
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