最初に押さえる結論
同じ会社なのに、利益が着替える。
「コンプライアンス」は法令順守。「ディスクロージャー」は投資家や債権者の判断のために、財務状況等を自発的に開示することであり正解。「ガバナンス」は企業統治。「リスクマネジメント」は危機の管理。ディスクロージャーは市場からの信頼(レピュテーション)を獲得する基礎となります。
最初の判断軸:IR(投資家向け広報)活動は、このディスクロージャーの重要な一部です。
会計基準・制度の全体像
会計基準・制度は、用語だけを暗記するより「何を判断するための概念か」を押さえると、初見の選択肢にも対応できます。
- 要点:IR(投資家向け広報)活動は、このディスクロージャーの重要な一部です。
- 要点:1年ルールと正常営業循環基準の組み合わせで「流動」か「固定」かが決まります。
- 要点:内部統制は「業務の有効性」「財務報告の信頼性」「法令遵守」「資産の保全」の4つが目的です。
- 要点:ルールを変えると利益が変動してしまうため、比較可能性(コンパラビリティ)を守るために必要です。
- 要点:「売った」ことと「お金が入った」ことは、会計上は別の出来事として処理されます。
試験で狙われる論点
同じテーマでも、定義・適用場面・似た概念との比較という別の角度から問われます。次の表で、正答につながる核を先に確認してください。
| 出題の焦点 | 正解の核 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 「ステークホルダー(利害関係者)」に対して、適時・適切に情報を公開し、説明責任を果たすことを何と呼ぶか。 | ディスクロージャー | IR(投資家向け広報)活動は、このディスクロージャーの重要な一部です。 |
| 貸借対照表(B/S)において、資産や負債を「1年以内」に現金化または支払い予定があるかどうかで区分する基準を何と呼ぶか。 | 1年ルール | 1年ルールと正常営業循環基準の組み合わせで「流動」か「固定」かが決まります。 |
| 企業の内部統制において、財務報告の信頼性を確保するために、業務のプロセスを「見える化」し、チェック機能を働かせることを目的と… | 金融商品取引法(日本版SOX法) | 内部統制は「業務の有効性」「財務報告の信頼性」「法令遵守」「資産の保全」の4つが目的です。 |
| 会計の基本原則の一つで、一度採用した会計処理のルールは、正当な理由がない限り毎期継続して適用しなければならないという原則はど… | 継続性の原則 | ルールを変えると利益が変動してしまうため、比較可能性(コンパラビリティ)を守るために必要です。 |
選択肢で迷ったときの切り方
代表問題の正解は「ディスクロージャー」です。正答語だけでなく、問題文のどの条件と結びつくかを説明できる状態にします。
一緒に並びやすい語
- コンプライアンス:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- ガバナンス:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
- リスクマネジメント:正解語と何が違うかを一言で説明してから次へ進みます。
選択肢を見てから思い出すのではなく、問題文を読んだ時点で答えの方向を予測すると迷いが減ります。
3分で復習する手順
- 「会計基準・制度は何を判断する概念か」を、資料を閉じて一文で言う
- 代表語「ディスクロージャー」と、似た3語の違いを口に出す
- 下の3問を解き、不正解なら解説を読んだ直後にもう一度答える
正解数より、誤った選択肢をなぜ切れるかが重要です。3問とも理由を説明できれば、このテーマは一度完成です。
よくある質問
会計基準・制度は用語だけ覚えれば十分ですか?
不十分です。GMAP-BFでは定義の言い換えや適用場面が問われるため、何を判断する概念かと、似た用語との境界をセットで覚えてください。
復習はどこまでやればよいですか?
記事末尾の3問を、正答だけでなく残りの選択肢が誤りである理由まで説明できれば、次のテーマへ進んで構いません。
会計基準・制度で押さえる3ポイント
この記事で扱う判断ポイントを先に整理し、本文と3問演習で確かめます。
- 01ディスクロージャー
「コンプライアンス」は法令順守。「ディスクロージャー」は投資家や債権者の判断のために、財務状況等を自発的に開示することであり正解。「ガバナンス」は企業統治。「リス…
本文へ ↑ - 021年ルール
「発生主義ルール」は収益・費用の計上時期の基準。「1年ルール」は決算日から1年を境に流動と固定を分ける会計上の基本原則であり正解。「正常営業循環基準」は営業サイク…
本文へ ↑ - 03金融商品取引法(日本版SOX法)
「会社法(会社の設立や運営の基本を…」は企業の組織・運営のルール。「独占禁止法(公正な競争を確保する…」は公正な競争のルール。「金融商品取引法(日本版SOX法)」…
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この単元、いま何問解けますか
登録なしで、その場で解けます。読んで分かったつもりでも、4択になると迷うのがこの単元です。
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第1問/全3問 「ステークホルダー(利害関係者)」に対して、適時・適切に情報を公開し、説明責任を果たすことを何と呼ぶか。
「コンプライアンス」は法令順守。「ディスクロージャー」は投資家や債権者の判断のために、財務状況等を自発的に開示することであり正解。「ガバナンス」は企業統治。「リスクマネジメント」は危機の管理。ディスクロージャーは市場からの信頼(レピュテーション)を獲得する基礎となります。
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第2問/全3問 貸借対照表(B/S)において、資産や負債を「1年以内」に現金化または支払い予定があるかどうかで区分する基準を何と呼ぶか。
「発生主義ルール」は収益・費用の計上時期の基準。「1年ルール」は決算日から1年を境に流動と固定を分ける会計上の基本原則であり正解。「正常営業循環基準」は営業サイクル内にあるか否かで判断する基準。「取得原価主義」は資産を購入時の価格で評価する考え方。区分により短期的な支払能力を判断します。
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第3問/全3問 企業の内部統制において、財務報告の信頼性を確保するために、業務のプロセスを「見える化」し、チェック機能を働かせることを目的とした法律はどれか。
「会社法(会社の設立や運営の基本を…」は企業の組織・運営のルール。「独占禁止法(公正な競争を確保する…」は公正な競争のルール。「金融商品取引法(日本版SOX法)」は有価証券報告書の虚偽記載を防ぐため、内部統制報告書の提出を義務付けた法律であり正解。「製造物責任法(欠陥製品による被害…」は製品の安全性。企業の透明性を高め、投資家を保護するのが目的です。
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